大学の「募集人員」と「入学定員」はよく似た意味合いを連想させる区別が難しい二つの言葉ですが、「募集人員」と「入学定員」の意味の違いを正しく理解できているでしょうか?
この記事では、「募集人員」と「入学定員」の違いを詳しく説明していきます。
「募集人員」とは?
「募集人員(ぼしゅうじんいん)」という大学入試に関する言葉は、「入試の時期(前期・後期)や選別方法(推薦・帰国子女・社会人の枠など)によって募集している入学者の人数」を意味しています。
「前期・後期・特別入試枠」などの「募集人員」を合計したものが「入学定員」になります。
入試制度の時期・種類による割り当ては、一般的に「前期入試の募集人員を最大とする傾向(前期より後期が少ない・一般入試より推薦などの特別入試は少ない)」があります。
「入学定員」とは?
「入学定員(にゅうがくていいん)」という大学入試に関する言葉は、「その大学の学科全体で受け入れることができる人数(各入試枠の募集人員)を合計したもの」の意味を持っています。
例えば、「C大学法学部の募集人員がそれぞれ前期100名・後期30名・推薦20名・帰国生徒10名」である場合、C大学法学部の「入学定員」は160名ということになります。
「募集人員」と「入学定員」の違い!
「募集人員」と「入学定員」の違いを、分かりやすく解説します。
「入学定員」という入試に関する言葉は、「その大学のその学科全体で受け入れることができる合計の人数」を意味していますが、「募集人員」は「入学定員を入試制度の種類や前期・後期の日程で分けて募っている人数」を意味しているという違いがあります。
例えば、「A大学理学部の入学定員が120名」である場合には、「前期試験の募集人員は70名・後期試験の募集人員は30名・特別入試枠(OA入試・帰国子女枠など)の募集人員は20名」というように割り当てるといった違いを指摘することができます。
まとめ
「募集人員」と「入学定員」の意味の違いを詳しく説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「募集人員」という言葉は、「各入試(前期・後期など)や選別方法(推薦・OA・帰国生徒・社会人など)によって募集している入学者の人数」を意味しています。
それに対して、「入学定員」という大学入試に関連する言葉は「その大学の学科全体で受け入れることができる人数を合計したもの」の意味を持っています。
「募集人員」と「入学定員」の違いを詳しく知りたい時には、この記事の内容をチェックしてみてください。