この記事では、「見当違い」と「検討違い」の違いを分かりやすく説明していきます。
「見当違い」とは?
「見当違い」とは予想が異なるという意味で、見当という部分が大体やおおよそという意味でこの言葉の意味はきちんと調べもしないで感で物事を図ったが故違っていたというのが「見当違い」です。
よって、「見当違い」は、感で間違いを犯したという意味になります。
「検討違い」とは?
「検討違い」は、考えたうえで間違っていたという意味です。
検討という部分が自分からいろいろと調べるという意味でそれが違うというのが「検討違い」の意味になり、「検討違い」は自分で調べたが間違っていたという意味です。
「見当違い」と「検討違い」の違い
「見当違い」と「検討違い」の違いは、感で物事を推し量って間違っていたか、じっくり調べたうえで間違っていたかです。
「見当違い」が感で間違いを犯すこと、「検討違い」がじっくり考えた割には間違いを犯しているという違いになります。
「見当違い」の例文
・『田中さんは見当違いの意見を述べた』
この例は、田中さんが考えもせずに適当に意見を述べたという例です。
「見当違い」は勘に頼って物事を図ることでここでいう物事は意見を述べることです。
なお、この後、田中さんはどうなるかですが、何も考えずに意見を述べたと判断されるか、あえてその意見が通ることもあるので適当な意見であっても案外と意見が通るという可能性もあり得ます。
「検討違い」の例文
・『山田さんに相談するのは検討違いだ』
この例は、じっくりと考えて相談をした割には山田さんに相談したことは間違いだと述べています。
この例の場合、じっくりと考えたうえで間違いであると述べており、「検討違い」が相談する相手を間違えたと述べており、山田さんに相談したが、山田さんはこちらが求める答えを持っておらず、失敗だったと言っているのです。
「検討違い」は結果があり、その結果が間違いだったと述べることもできます。
まとめ
「見当違い」については、考えを持たずに感で物事を対処してしまうと考えるとわかりやすいです。
例を挙げれば、相談をするという物事において相談相手を考えずに相談することを「見当違い」といえば、間違った相手に相談をしたという意味になります。
そのうえで、「検討違い」に相談するという物事を置き換えた場合、どう変化するかというと、これはじっくり考えても相談相手が良い答えを持っていなかった場合、結局失敗していると解釈可能です。
つまり、両者は、間違っているという点においては共通していて、違いとあるように両者は間違いを犯していると認識しています。
逆に間違いを犯してないのであれば、見当になり、これは、感で物事の解決を図っていること、検討についてはじっくりと考えていることを指し、この点においても両者は、じっくりと考えるか、感に頼るかという違いがあり、違いと言葉がなくとも両者は違いがあります。