この記事では、「絹豆腐」と「木綿豆腐」の違いを分かりやすく説明していきます。
「絹豆腐」とは?
豆乳に凝固剤を加えて、型に入れて、そのまま固めたものです。
豆乳は大豆から作られるものです。
大豆を選別・洗浄したのち、水に浸して吸水をさせます。
それを細かく砕いて絞って出てくる液体が豆乳です。
ここに、にがりなどの凝固剤を加えて、型に入れて固めたものが、この名が指すものです。
型には穴が空いておらず、布は敷きません。
熱い豆乳に凝固剤を加えて、それを一気に型に流し入れます。
このときの勢いによって、凝固剤が均一に混ざり合います。
固まるまでそのままにし、攪拌や押さえなどは行いません。
この食べものは滑らかな舌触りと柔らかな食感が特徴です。
この食べ物を使った料理には、豆腐ハンバーグ、豆腐ステーキ、湯豆腐、味噌汁、鍋、和風カプレーゼなどがあります。
大豆はタンパク質が豊富な食品で、この食べものにもタンパク質が豊富に含まれています。
豆乳を作る際に繊維質が取り除かれているので、食物繊維はあまり含んでいません。
「絹豆腐」の使い方
豆乳を固めた食べものを指して使用する言葉です。
型に入れて、そのまま固めたものをいいます。
「木綿豆腐」とは?
豆乳に凝固剤を入れたものを凝固器に流し入れて固めたものを、一度崩してから穴の開いた型に入れて、上から押して固めたものです。
豆乳を凝固器というものに入れ、そこに凝固剤を加え、かき混ぜて均一にします。
しばらくすると固まってきます。
これを崩してから、別の型に移します。
この型には穴が空いています。
型に入れたものの上から圧力をかけると、穴なら「ゆ」というものがでてきます。
「ゆ」は豆腐に取り込まれなかった水分や油分です。
「ゆ」を取り除くことで、量目あたりのタンパク質量が多くなります。
しっかり圧力をかけると豆腐が形成されます。
これを水にさらして凝固剤やアクなどを取り除き、一定の大きさに切ったものが「木綿豆腐」です。
やや硬い食感をしており、崩れにくいです。
「木綿豆腐」の使い方
豆乳を固めてから一度崩して、別の型に入れて上から押して、豆腐に取り込まれなかった水分や油分を押し出し、形成したものを指して使用する言葉です。
「絹豆腐」と「木綿豆腐」の違い
豆乳を固めた食品である点が似ていますが、作り方に違いがあります。
前者は、豆乳に凝固剤を入れて、型に流し入れてそのまま固めています。
後者は、豆乳に凝固剤を入れて固めたものを崩し、穴の開いた型に入れて上から押して形成したものです。
「絹豆腐」の例文
・『絹豆腐を購入する』
・『1日3食絹豆腐を食べる』
・『絹豆腐が安く売られていた』
「木綿豆腐」の例文
・『豆腐の中では木綿豆腐が好き』
・『味噌汁の具材に木綿豆腐を使う』
・『木綿豆腐を1丁購入する』
まとめ
豆乳を固めたものである点が似ていますが、製造方法や食感が異なります。