「医務室」と「保健室」の違いとは?分かりやすく解釈

「医務室」と「保健室」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「医務室」「保健室」の違いを分かりやすく説明していきます。

「医務室」とは?

「医務室」とは?

「医務室」は医師や看護師と呼べる人物が在中する治療のほか、診察を優先する空間です。

よって、治療であれば、手術というものも一応可能とするのが「医務室」です。

なお、通常は、診察室と手術室を分けているが普通の病院で、「医務室」という手術もその場で可能とするのは、軍隊のような組織が診察と手術を同じ室内で行います。

ちなみに、「医務室」で治療行為をする場合は医師の免許が必要です。

「保健室」とは?

「保健室」とは?

「保健室」は学校法により定められた児童の健康を守るべき立場にある空間で健康診断や体調不良の児童の保護を目的とした空間です。

ただ、この空間は医師の在中は必要なく、治療行為においてはできません。

緊急処置のみが可能です。

よって縫合のような治療や医師に成り代わり処方箋を渡す行為は禁止されています。

「医務室」と「保健室」の違い

「医務室」と「保健室」の違い

両者の違いは、「医務室」は医師や看護師が在中し医療行為により患者と言える人物を治療することが可能である点に対し、「保健室」はあくまで応急処置にあり、薬の処方は不可です。

よって両者は、医師が在中して治療と呼べるものを施すか、医師が存在せず、応急処置しかできないかです。

「医務室」の例文

「医務室」の例文

・『医務室にて腕の皮膚の縫合を受ける』
この例は、治療を可能とする室内で縫合という縫い合わせる処置を受けたというものです。

「医務室」は手術室とは異なりますが、簡易な術式が可能で、この場合縫合が可能となります。

「保健室」の例文

「保健室」の例文

・『保健室で身体検査を受ける』
この例は、「保健室」の在り方の一つを解説しています。

「保健室」は存在において、児童の健康を見守るというものがあり、身体検査はまさに児童の体に異常がないかどうかを確認するために行う児童の検査になるのです。

他にも、「保健室」は、体調不良の児童を休憩させて様子を見て帰宅を促し、医療行為を受けることについての相談も行います。

まとめ

まとめ

「医務室」については、これは治療を優先する室内で医師や看護師が担当官を務めます。

したがって手術と言える術式も可能とするのがこの空間で特に軍隊であれば、手術室と診察室を分けずに「医務室」という形で診察と手術の両方を行うのです。

「保健室」は、医療行為ができず、あくまで利用者の方の体調を見守ることしかできないので治療を施した場合、法律違反になり、医師ではないものが医療行為を施したことで罪に問われます。

逆を返せば、治療行為を施したいのであれば、医師の免許があれば、応急処置ではなく、治療が可能で医師のように処方箋も渡すことが可能ですが、これだと病室や診察室のほか、「医務室」になるので、室内空間に必要な最低限度の設備も変化してしまうので「医務室」「保健室」は室内に配備される設備も違うと言ってよいでしょう。

治療を優先するが故、「医務室」は治療器具も必要、「保健室」は利用者を見守るので治療器具は応急処置程度のものでよいと覚えるとよいでしょう。