「咀嚼」と「反芻」の違いとは?分かりやすく解釈

「咀嚼」と「反芻」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「咀嚼」「反芻」の違いを分かりやすく説明していきます。

「咀嚼」とは?

「咀嚼」とは?

「咀嚼」の意味と使い方について紹介します。

意味

「咀嚼」「そしゃく」と読み、意味は「食べ物を口の中で噛み砕くこと」「ものごとを自分なりに考えて理解する」という2つがあります。

「咀」「味わう」「理解する」という意味です。

「嚼」「噛む(かむ)」という意味です。

2つの漢字により「噛んで味わう」「噛む様に理解する」という意味になるのです。

使い方

「咀嚼」は名詞であり「咀嚼する・した」として使います。

食べ物をよく噛み砕いて飲み込み、効率よく栄養を吸収することから、比喩的に「自分なりにしっかり理解する」という意味でも使われます。

「咀嚼」することで胃腸の働きを助けたり、顎を動かすことで脳を活性化させる効果もあるのです。

「反芻」とは?

「反芻」とは?

「反芻」の意味と使い方について紹介します。

意味

「反芻」「はんすう」と読み、意味は「一度食べて胃に入れた食べ物を、再度口に戻して噛み砕くこと」「何度も繰り返して覚えたり考えたりすること」の2つがあります。

「反」「繰り返す」「戻る」という意味があります。

「芻」「干し草・わら」という意味です。

2つの漢字により「食べた草を口に戻す」という意味になるのです。

使い方

「反芻」は名詞で、「反芻する・した」と使ったり「反芻動物」という複合名詞として使います。

「反芻」する動物として知られているのが「牛」で、何も食べていない時に口をもぐもぐさせているのがこの状態なのです。

ここから転じて、同じことを何度も繰り返して学習したり、考えることとして使うこともあります。

「咀嚼」と「反芻」の違い!

「咀嚼」と「反芻」の違い!

「咀嚼」「反芻」の違いを、分かりやすく解説します。

動物的に

「咀嚼」「口で食べ物をよく噛み砕くこと」です。

「反芻」「一度飲み込んだものを再び口に戻して咀嚼すること」です。

比喩表現として

「咀嚼」は比喩表現として「ものごとを自分なりに理解すること」として使います。

「反芻」は比喩表現として「ものごとを頭の中で繰り返し考えること」として使います。

まとめ

まとめ

「咀嚼」「反芻」はものごとの段階が違います。

日常会話でも使われるので、覚えておきましょう。