この記事では、「セラミック鍋」と「ホウロウ鍋」の違いを分かりやすく説明していきます。
「セラミック鍋」とは?
「セラミック鍋」は、金属で構成した鍋にセラミック粉末という粉末を塗布して作り出した鍋で金属を磁器粉末というもので覆ったものになります。
この鍋の特徴は軽いことにあり、お茶碗のような材料を噴射して吹き付けて高温で焼き上げて作り出している点になり、コーティングが軽い点が特徴です。
反面にお茶碗のような粒子でコーティングしていますので落とせばコーティングの粒子が壊れ剥がれ落ちてしまい、本来の鍋を構築している金属が剥き身になります。
「ホウロウ鍋」とは?
「ホウロウ鍋」は、ガラス繊維で金属を覆った鍋のことでガラス繊維が重いが故、重みがある鍋になります。
金属を覆う粒子がガラスなので表面がつるつるとしており、焦げ付きにくく、摩擦係数が低い点があり、セラミックの粒子の表面よりも摩擦係数が低く焦げ付きにくく者が引っ付きにくいという特徴があります。
子のコーティングも実はガラスなので割れてしまいやすく落とせば割れるコーティングです。
「セラミック鍋」と「ホウロウ鍋」の違い
両者の違いは、コーティングの繊維で「セラミック鍋」は、お茶碗のような磁器繊維で、「ホウロウ鍋」はガラス繊維になります。
なので鍋自体の特徴も異なり、高価で焦げ付きにくいのが「セラミック鍋」ですが「ホウロウ鍋」は重いという特性があるが故安価です。
「セラミック鍋」の例文
・『セラミック鍋はお手入れが大変である』
この例は、「セラミック鍋」の特性を示しています。
「セラミック鍋」は、高価である点とお手入れが大変で傷がつくとコーティングが機能しなくなるが故焦げ付きを起こし、お手入れがシビアです。
「ホウロウ鍋」の例文
・『ホウロウ鍋はガラス繊維なのでコーティングにおいては劣化が起きない』
この例は、「ホウロウ鍋」自体の特性がコーティングにあり、このコーティングは劣化が起きないという例です。
なぜなら、ガラス繊維は、酸やアルカリ性の溶液に強く、ひび割れない限り有効です。
逆を言えば、割れてしまうと急速に機能を失うので扱いにおいては注意が必要で落とすことは厳禁になります。
まとめ
「セラミック鍋」は、磁器繊維を吹き付けて焼き上げたコーティングのことで実は土鍋もこの方式を取り入れたものがあります。
土鍋にセラミックを吹き付けるとつるつるになり耐久性が高くなるということで土鍋の「セラミック鍋」も実は存在しています。
「ホウロウ」は、金属をガラスで覆うという技術で割れてしまうと機能を失うのですが、これは、「セラミック鍋」も同様です。
なお、土鍋はセラミックではなく、土を焼き上げてできた産物で磁器のお茶碗はセラミックになり、あれは器の表面にコーティングを施しているが故、磁器繊維で構築した器になるのでセラミック繊維の器になります。
だから、磁器のお茶碗は、ご飯粒が付着しても表面がつるつるしているので汚れが取れるということです。