この記事では、「オーツ麦」と「オートミール」の違いを分かりやすく説明していきます。
「オーツ麦」とは?
「オーツ麦」は、「オートミール」という食べ物の原料のことで、麦の一種です。
この麦は、おもにアメリカにヨーロッパの多くで消費されている麦で栄養価が高いのですが、グルテンというモチモチやねばねばした触感を出す栄養素が無いため、パンのように餅っとした食感が無い麦です。
日本の場合、お米のようにもっちりとした食感が好まれるので、小麦のほうが流通量が多くあまり見かけない麦が「オーツ麦」になります。
「オートミール」とは?
「オートミール」は、「オーツ麦」を脱穀したものでそのまま食べるものもあれば、シリアルという乾燥物にしてから食べるものもあったりと様々です。
さまざまであるという部分が「オートミール」の特性で脱穀したままの状態でそのまま食べるものもあれば、コーンフレークのように牛乳をかけてふやかしてから食べるものもあるのが「オートミール」になります。
「オーツ麦」と「オートミール」の違い
両者の違いは、麦であるか、麦を脱穀して一応食べることができるようにしたかです。
「オーツ麦」は、麦の状態なので殻がついておりこの殻を取らないと朝食として食べることは難しいです。
一方、「オートミール」は食べることを目的に脱穀をしていますのでそのままでも食べられますし、アレンジして何かの料理に使用しても食べることができます。
「オーツ麦」の例文
・『オーツ麦はダイエット食品として定着している』
この例は、「オーツ麦」の特性を生かしたものがダイエット食品で、ダイエット食品としてこの麦は定着しているという例です。
この麦は、食物繊維の塊なので栄養を抑えつつおなかをいっぱいにするという満足度も味わえるが故、ダイエット食に定着しています。
「オートミール」の例文
・『オートミールは、食物繊維とミネラルの宝庫である』
この例は、「オーツ麦」を食用に加工したものは、食物繊維とミネラルが多いという例です。
なので、「オートミール」もダイエット食として定番になっていて日本ではダイエット食として知られています。
まとめ
「オーツ麦」については、これは食用に加工を施す前の麦で、殻付きの麦です。
なお、殻は動物に対して消化に悪い影響を与えるので取り除く必要性があり、インコのような鳥さんに与える場合、鳥さんが自ら殻を外して食べているかを確認する必要性があるのが「オーツ麦」になります。
一方、「オートミール」は、殻を取り外していますので動物は安全に食べることが可能で生でも食べることができるんですが、食物繊維になりますので食べ過ぎると消化には悪く、どちらかというと動きが鈍った庁を動かす食べ物だと考えるとよいでしょう。
なお、味がついているものとついていないものがありますが、これはあくまで殻を取り除いた麦を「オートミール」と呼んでいるだけなので、味があるかどうかは、メーカーによって異なります。