この記事では、「えげつない」と「えぐい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「えげつない」とは?
「えげつない」の意味は以下の通りです。
1つ目は「ものの言い方が度を超して露骨で無遠慮な様子」という意味で、人が不快になる程はっきりと言うことです。
2つ目は「やり方が図々しくて節度を越えている様子」という意味で、厚かましくて不快になるほど非常識な様子のことです。
3つ目は「思いやりがなく残酷な様子」という意味で、人に対して冷たく突き放す様なことを言うことです。
4つ目は「あくどくていやらしい」という意味で、自分さえ良ければ人が損しても構わないと考えることです。
上記に共通するのは「度を超して不快に感じる」という意味です。
「えげつない」の使い方
「えげつない」は「ものの言い方が度を超して露骨で無遠慮な様子」「やり方が図々しくて節度を越えている様子「思いやりがなく残酷な様子」「あくどくていやらしい」という意味で使われます。
形容詞として使われたり、副詞として「えげつなく迫る」などと使われたり、名詞して「えげつなさが半端ない」などと使われます。
基本的に、言葉や態度、やり方が度を超して露骨で無遠慮な様子や、あくどくていやらしい様子に使われる言葉です。
「えぐい」とは?
「えぐい」は「?い」と書き、意味は以下の通りです。
1つ目は「あくが強く喉に引っかかる風味」という意味で、あくが強く口の中に苦さや刺激が広がる風味のことです。
2つ目は「残酷でどぎつい表現」という意味で、描写や言葉などがむごたらしい様子のことです。
3つ目は「我欲が強くて思いやりがない様子」という意味で、傲慢で変わり様のないことです。
4つ目は「きつくて厳しい」という意味で、辛いことや苦しいことに使われる若者言葉です。
上記に共通するのは「どぎつい」という意味です。
「えぐい」の使い方
「えぐい」は「あくが強く喉に引っかかる風味」「残酷でどぎつい表現」「我欲が強くて思いやりがない様子」「きつくて厳しい」という意味で使われます。
形容詞として使われたり、名詞として「えぐさが残る」などと使われたり、「えぐい」と「痛い」が組み合わさって「えぐいて」などと使われます。
基本的に、あくが強い風味や、残酷でどぎつい表現や、厳しくてきつい様子に使われる言葉です。
「えげつない」と「えぐい」の違い
「えげつない」は「言葉や態度、やり方が度を超して露骨で無遠慮な様子」「あくどくていやらしい様子」という意味です。
「えぐい」は「あくが強い風味」「残酷でどぎつい表現」「厳しくてきつい様子」という意味です。
「えげつない」の例文
・『人が大損すればいいとはえげつないことを言う』
・『えげつない商売をして恨まれる』
・『人を出し抜いて独り占めするとはえげつない』
・『全て人のせいにするのはえげつない』
「えぐい」の例文
・『この山菜はあく抜きしたがえぐい』
・『エクササイズをやりすぎて身体がえぐい』
・『このキャラはスキルがえぐい』
・『抜き打ちテストするのはえぐいて』
まとめ
今回は「えげつない」と「えぐい」について紹介しました。
「えげつない」は「露骨で無遠慮」、「えぐい」は「残酷で厳しい」と覚えておきましょう。