この記事では、「嫌い」と「好きじゃない」の違いを分かりやすく説明していきます。
「嫌い」とは?
そのものとかかわりたくないと思うこと、好ましくないとして避けたいと思うこと、またそのさまという意味です。
しいたけを食べられない人のことで説明をします。
この人はしいたけを一口でさえも口にすることができません。
あの味と食感が苦手です。
しいたけの味と食感を避けたいものだと考えており、実際避けています。
見た目も好ましく思っていません。
あのひだひだした部分が苦手で見たくないです。
少しでも目に触れないようにしています。
この人は「しいたけが嫌い」といえます。
口にするのはできれば避けたいけれど、まあ何とか口にすることはできる、料理に入っていればわざわざ除けることはしないといった場合は、「嫌い」というほどではありません。
この言葉は、ある対象を避ける場合をいいます。
「嫌い」の使い方
避けるほどに好ましく思っていないものに使用をする言葉です。
それを嫌だと思う程度は人それぞれです。
「好きじゃない」とは?
気に入っていない、心をひかれないという意味です。
この場合の「じゃない」は「ではない」のことで、「好き」を否定しています。
木綿豆腐と絹ごし豆腐のことで説明をします。
この2つは食感が異なります。
木綿豆腐の方が固く、絹ごし豆腐の方が滑らかです。
ある人は絹ごし豆腐よりも木綿豆腐を好んでいたとします。
そのため、麻婆豆腐、湯豆腐、揚げだし豆腐、豆腐ステーキなど、絹ごし豆腐を使う料理には木綿豆腐を使用していました。
あるとき、スーパーに行ったら木綿豆腐が売っていませんでした。
仕方がないので絹ごし豆腐を購入して料理を作りました。
絹ごし豆腐を好んではいないけれど、食べられないわけではありません。
心をひかれないけれど、避けたいわけではありません。
このような状態を「好きじゃない」といいます。
「好きじゃない」の使い方
気に入ってはいないし、心をひかれないけれど、避けたいほどではないことに使用をします。
積極的にかかわろうとはしないけれど、無理をして避けているのではないといったことをいいます。
「嫌い」と「好きじゃない」の違い
前者は避けたい気持ちを表しています。
それとかかわるのが嫌だという気持ちです。
後者は避けたいほどではないけれど、できればかかわりたくない気持ちです。
食べものの場合でいうと「嫌い」は絶対に口にしたくない、食べることができないといったほどのことで、「好きじゃない」は食べたくないけれど食べることはできるようなことをいいます。
「嫌い」の例文
・『昆虫が嫌い』
・『辛いものが嫌い』
・『嫌いでかかわりたくない』
・『暑い日は嫌い』
「好きじゃない」の例文
・『君のことは好きじゃない』
・『好きじゃないけれど仕方なく食べる』
・『好きじゃない服を着る』
・『同じことをするのは好きじゃない』
まとめ
避けたい気持ちを表す言葉ですが、どの程度避けたいのか程度が異なります。