この記事では、「建物」と「建築」の違いを分かりやすく説明していきます。
「建物」とは?
人が住んだり、物を入れたり、仕事をしたりするために作ったものです。
これを作る目的は、人が住むため、物を入れるため、仕事をするためなどです。
土台から作り、壁、柱、屋根などがあるものを主に指しています。
公園にある遊具は人間が作ったものですが、これは遊ぶためのもので住んだりするためのものではないので、この言葉が指すものではありません。
人が住む目的のものの場合だと、さまざまな素材を使って作られています。
たとえば、木材、鉄筋コンクリート、鉄骨などです。
使用している材料は異なりますが、基本的な形は同じで、壁や柱があり、その上に雨や日差しを防ぐ覆いがのっています。
人が住む場所の場合、この言葉が指すものの内部はいくつかの壁で仕切られていることが一般的です。
仕切られている数は「建物」によって異なりますが、この言葉にはいくつに仕切られているのかという意味は含まれていません。
「建物」の使い方
生活をしたり、物をしまったりなどするために作ったものを指して使用する言葉です。
人間が利用するものという点では同じですが、滑り台、ブランコなど遊ぶために作ったものには使用しません。
「建築」とは?
人が住んだりするためのものを土台から作ること、またその作ったものや、作る技法・技術のことです。
これは、人が生活をするための場所、物をしまう場所、仕事をする場所などとして使うために作られます。
土台から作るという意味まで含みます。
人が住む場所の場合は、注文をして好みのものを作ってもらうことができます。
部屋の数はいくつ、壁紙はこう、玄関の広さはこれくらいなど、さまざま決めることが可能です。
この言葉には中身の意味は含まれていないため、部屋の数がいくつでもこの言葉が指すものにあてはまります。
物をしまうためのものだと、人間が住むものとはやや形が異なります。
部屋を仕切ることなく、広い空間が確保されていることが多いです。
また、燃えないようにレンガなどの素材を使用していることもあります。
外側に燃えない素材を使用していれば、内部のものが外部の火によって燃える心配が少ないです。
「建築」の使い方
人が住んだりするためのものを土台から作ることや、その作ったものを指して使用する言葉です。
浮遊するものには使用しないことが一般的です。
「建物」と「建築」の違い
意味はほぼ同じで、生活をしたり、仕事をしたりするために作ったものを指しています。
違いは使い方で、一般的に使われているのは「建物」、「建築」は法例などで使われることが多いです。
「建物」の例文
・『建物の中を見学させてもらう』
・『建物を作る場所を決める』
・『古くなった建物』
・『建物の修理をする』
「建築」の例文
・『建築家に依頼をする』
・『木造の建築』
・『耐震強度の高い建築』
・『建築作業』
まとめ
2つの言葉の意味はほぼ同じで、使い方に違いがあります。