「おかき」と「あられ」の違いとは?分かりやすく解釈

「おかき」と「あられ」の違い二語の違い

この記事では、「おかき」「あられ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「おかき」とは?

「おかき」は、原材料がもち米で、お餅という食べ物が残り、再利用という形で作り出されたお菓子が「おかき」です。

「おかき」という食べ物は、簡単言えば、お餅を油で揚げてから、おしょうゆで味を付けたものでもともとお正月に祭った鏡餅を分解して食べたのが始まりになります。

「あられ」とは?

「あられ」は、「おかき」の粒が小さくなったもので小さい粒であるが故、空から降ってくる雪の「霰」から名がついたお菓子です。

このお菓子は、米粒を炒ったものになるので「おかき」と異なりお餅を油で揚げたわけではないです。

ですが、今現在は、お米を油で揚げたり、火に通していることでお米の小さな粒を固めてできたものが「あられ」になります。

「おかき」と「あられ」の違い

両者の違いは、粒の大きさにあります。

「おかき」は粒が大きく餅を欠いたがゆえ「おかき」「霰」は、米粒が「霰」のようであるが故「あられ」と呼び、両者の違いは粒です。

なお、味が違うという意見もあるんですが、塩味やしょうゆ味については、お菓子メーカーによって異なるのでそこについては触れません。

よって、間違いなく違うのは、粒の大きさです。

「おかき」の例文

・『おかきはもち米で炊いたお米をつぶして作り出す』
この例は「おかき」というお菓子の作り方を指しており、もち米のように粘りがあるお米をつぶしてかためてつくりだすおかしが「おかき」です。

なお、「あられ」も同様にもち米です。

「あられ」の例文

・『あられの粒が不揃いだ』
この例は、お菓子の「あられ」の粒がそろっていないというものです。

これは、「あられ」を作り出す際にお餅を切り出す過程で粒の大きさがそろわない点と、油で揚げた際に粒の広がりが異なってしまうが故、不揃いになります。

よって粒の大きさが異なっていてもしたかがないことになります。

まとめ

「おかき」については、餅を欠く、つまりお餅を分解して脂で揚げて食べることになりこれは、室町時代に既に存在しています。

「あられ」については、雪の「おかき」を作っていたが、分解時の粒が小さかったが故、出来上がったものが「霰」に似ていることから「あられ」だと言われています。

両者とも共通している点は、もち米でないと成立せず、うるち米のように餅持ちした触感のお米じゃあないといけない点です。

なお、味については、地方やお菓子メーカーによって異なり、実は製造法も異なり、あえて油で揚げないという方法を取っているものもあるので違いについては、簡単にわかる物は大きさになります。

なので、粒が大きいは「おかき」で粒が小さいは「あられ」であると考えるとよいでしょう。

逆を言えば、それくらいでしか違いが分からないとも言えお菓子メーカーさんも油で揚げるとカロリーが高くなるなど健康志向に走っている会社の場合、油で揚げないこともあり、旧来の「おかき」「あられ」の製造法と異なる作り方をしている企業もあるのです。