この記事では、「ドラゴン」と「ワイバーン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ドラゴン」とは?
「ドラゴン」とは、竜のことで胴体が大きく翼が小さい竜で空を飛ぶのかどうかは実はわかっていません。
というのも、神話に登場した竜をモチーフに西洋の方々が自分の我が家の紋章にしたのがこの「ドラゴン」という神話上の生き物でぶっちゃけて言うと「ドラゴン」とは、昔は大きな体で凶悪な人相をしていたが故権力の象徴で描かれることがあり、太っていてかつ凶悪な面をしていれば権力者だとわかったのです。
逆にヒョロヒョロの竜は権力者ではない大したことがない家計だということが分かったのも事実で「ドラゴン」という太った竜から派生した竜も多く存在します。
「ワイバーン」とは?
「ワイバーン」は竜のことなんですが、羽側のほうにも手足があり、飛翔することで行動範囲を広げるタイプの竜のことでこちらも、西洋の方々が自分たちの家の家計の紋章にした神話に登場する生き物です。
ではなぜ、「ドラゴン」という太った竜と空を飛ぶ軽量の竜が生まれたのかですが、これは単純で騎士の紋章に「ワイバーン」を用いれば飛翔するという印象を強く与えるが故、権力者であるという象徴にならず、あくまで自分は、「ドラゴン」の従者だということから好まれた騎士の紋章が「ワイバーン」になります。
「ドラゴン」と「ワイバーン」の違い
両者の違いは、紋章というものと神話やコミックに登場する生き物という観点から見た場合、手足で判断が可能で、翼側に手足があれば、ワイバーンになり、こちらは空を飛ぶことで獲物を借るが故、騎士が好んだ紋章になり、権力者は逆に手足が胴体にあり、知恵の象徴である「ドラゴン」を好みました。
「ドラゴン」の例文
・『ドラゴンは別に羽がなくともトカゲがでかくなればドラゴンだ』
この例は、身もふたもないことなんですが、ファンタジーにおいてはトカゲがでかくなれば、「ドラゴン」という種族で呼ばれるというものです。
その証拠に人間になる「ドラゴン」という存在がおり、その存在が人間と交配するとリザードマンやドラゴニュートという種族になると神話では言われています。
「ワイバーン」の例文
・『ワイバーンは、騎士が格好いいというだけで採用した紋章である』
この例は、実は、中世の騎士が家計の紋章として採用した「ワイバーン」という竜は単に格好がいいから採用したという例です。
というのも、太っている竜を描くと権力者の人ににらまれてしまい、かといって自分の盾の紋章に豚さんのようなものを描くと周りから笑われてしまうので飛翔している竜を描くというのが当時流行したと言われているのは、単に格好がいいのと、従者としてお仕えしている偉い人に睨まれないようにしたが故です。
まとめ
「ドラゴン」については神話において知恵と権力を蓄える点、お金を蓄える点から権力者が好んで描いた紋章で、ドラゴンに勝てるものがいないと言わしめるために描いた紋章です。
逆に、「ワイバーン」は権力者ではないんですが、権力者にお仕えする人であるが故、威厳と結構よさを追求した結果生まれたにすぎません。
なので、騎士がワイバーンを採用していたのは格好いいからと権力者の方ににらまれないよう気を使っただけです。