外に出ると気分転換できます。
そのようなときは、「屋上」に行きますか、それとも「テラス」に行きますか。
この記事では、「屋上」と「テラス」の違いを分かりやすく説明していきます。
「屋上」とは?
屋根の上のことです。
ビルなどの屋根の上で人が出られるようにしてある平らな場所です。
「テラス」とは?
段々になっている台地です。
段丘とも言います。
また建物から床と同じ高さで庭や街路に向けて張り出した部分のことです。
その場合は露台と言うこともあります。
「屋上」と「テラス」の違い
「屋上」と「テラス」の違いを、分かりやすく解説します。
「屋上」と「テラス」は、両方とも室内から屋外に行きやすい空間であり、アウトドアリビングや庭園として利用できますが、設置される場所や意味が違います。
「屋上」は屋根の上という意味であり、建物で一番高い部分に造られますが、「テラス」はもともとフランス語で「盛り土」という意味で、建物の一階の外側に作った床のあるスペースを表します。
掃き出し窓から外に繋げて造る場合が多くなります。
しかし、屋上テラスというものもあり、その場合は屋上に造られたアウトドアを楽しめる空間のことであり、一階ではありません。
「屋上」の例文
「屋上」の例文を紹介していきます。
・『私は明日の夜に屋上に行って天体観測しようと思います』
「屋上」は空が見やすく、室内から行けるため、天体観測が趣味な人は便利に使えるでしょう。
「テラス」でも楽しめます。
・『あなたは昨日からずっと屋上の鍵を持ったままだと思います』
「屋上」は場所が高く危ないため、学校などは生徒が勝手に出入りしないように管理している可能性が高くなります。
「テラス」も窓に鍵を付けられていますが、生徒がいつでも自由に出入りできるようになっている場合が多いでしょう。
・『彼は屋上に行きましたが、寒すぎたようで凍えながら帰ってきました』
「屋上」は地面の照り返しが少なくなり、上空なため、地上よりもさらに寒くなります。
雪が降ると屋上にだけ雪が積もる場合もあります。
「テラス」は太陽の光がよく当たる南側に造られることも多く、「屋上」よりは暖かいでしょう。
「テラス」の例文
「テラス」の例文を紹介していきます。
・『私と私の友達は自宅のテラスでバーベキューを楽しみました』
リビングと繋がっている場合が多いため、キッチンからも近く、食材などを運びやすくなります。
そのためバーベキューするときも便利でしょう。
「屋上」でもできますが、階段を上らなければいけないため、準備が少し大変になる可能性が高くなります。
・『あなたは今日のお昼、テラスでお弁当を食べましたか』
「テラス」は一階で安全なため、出入りしやすくなっています。
「テラス」がある学校はお弁当を持って外で食べると気分転換になるでしょう。
・『彼女は屋上テラスでガーデニングすることが夢です』
「屋上」と「テラス」を合わせると、屋根の上でアウトドアを楽しむ空間に変わります。
位置が高いため太陽の光を浴びやすく、植物も育ちやすいでしょう。
まとめ
「屋上」と「テラス」は両方とも室内から行きやすい屋外スペースですが、設置場所や意味が違います。
「屋上」は屋根の上という意味で、「テラス」は盛り土という意味で、窓から出られて、地面より一段高くなった空間のことです。
「屋上」も「テラス」も室内から気軽に外に出られ、楽しめるスペースです。
太陽の光を浴びると、ストレスも軽減され、健康にも良いでしょう。
防暑、防寒対策して「屋上」や「テラス」で過ごし、気分転換してみてください。