この記事では、「足」と「足元」の違いを分かりやすく説明していきます。
「足」とは?
「足」は「あし」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「動物のからだを支えたり、歩く為に使う胴体から分かれた部分」という意味で、胴体の先端についている、体重を維持して移動する部位のことです。
2つ目は「物の本体を支え、地面と接触する部分」という意味で、本体から突き出ていて、地面に置いた時に安定させる部分のことです。
3つ目は「歩くこと・走ること」という意味で、人が自力で移動する能力のことです。
4つ目は「移動の手段となるもの」という意味で、乗り物や交通機関など、自分を連れて移動するもののことです。
5つ目は「損失・赤字」という意味で、「足が出る」として使われまます。
上記に共通するのは「本体から分かれた部分」という意味です。
「足」の使い方
「足」は名詞として「足が長い・短い」「足が速い・遅い」「足がある・ない」「足が出る」などと使われます。
基本的に、動物の胴体から分かれた末端にあり、からだを支えたり歩く為に使われる部位のことや、移動の仕方や手段となるものに使われる言葉です。
「足元」とは?
「足元」は「あしもと」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「足が地に着いている部分やその周り」という意味で、足が地面と接している部分やその近くのことです。
2つ目は「足の下の部位」という意味で、足首や足の指、甲などのことです。
3つ目は「その人のごく身近なところ」という意味で、自分の身の回りの状況のことです。
4つ目は「歩き方」という意味で、その人の歩く動作のことです。
5つ目は「苦しい立場」という意味で、その人が最も弱点としている部分です。
上記に共通するのは「土台に接している部分」という意味です。
「足元」の使い方
「足元」は名詞として「足元を固める・固めた」「足元を見る・見た」「足元が寒い・温かい」「足元がおぼつかない」などと使われます。
基本的に、足が地に着いている部分、またはその周辺のことや、その人の身の回りの状況に使われる言葉です。
「足」と「足元」の違い
「足」は「動物の胴体から分かれた末端にあり、からだを支えたり歩く為に使われる部位」「移動の仕方や手段となるもの」という意味です。
「足元」は「足が地に着いている部分、またはその周辺」「その人の身の回りの状況」という意味です。
「足」の例文
・『彼女はハーフなので足が長い』
・『しっかりと足を地に着けた生活をする』
・『彼は足が速いのでサッカー部に勧誘された』
・『終電を逃してしまい帰宅する足がない』
「足元」の例文
・『降車の際はお足元にご注意下さい』
・『オフィスの中は足元が寒い』
・『選挙に向けて足元を固めることから始める』
・『金持ちそうな客の足元を見る』
まとめ
今回は「足」と「足元」について紹介しました。
「足」は「身体を支えたり移動する部位」、「足元」は「地面に接する周囲の部位」と覚えておきましょう。