この記事では、「贅沢」と「高級」の違いを分かりやすく説明していきます。
「贅沢」とは?
「贅沢」は「ぜいたく」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「必要な程度以上にお金をかけること」という意味で、物を手に入れる時に、それだけあれば十分だという金額以上にお金をかけることです。
2つ目は「原料や材料をふんだんに使ってあるものを作ること」という意味で、これ以上ないほど高い原料を、必要以上に使ってあるものを作ることです。
3つ目は「行動するのに金銭を惜しまないこと」という意味で、ある行動をする時に、どれくらいお金がかかっても目的を達成することです。
4つ目は「限度やふさわしい程度を越えていること」という意味で、自分の身の丈に合っていない上の程度を求めることです。
上記に共通するのは「必要以上に金品を使う」という意味です。
「贅沢」の使い方
「贅沢」は名詞・形容動詞として「贅沢だ・である」「贅沢品」「贅沢三昧」などと使われたり、形容詞として「贅沢な願い」などと使われたり、副詞として「贅沢に暮らす」などと使われます。
基本的に、物を手に入れる時に必要以上にお金をかけることや、限度やふさわしい程度を越えて求めることに使われる言葉です。
「高級」とは?
「高級」は「こうきゅう」の意味は以下の通りです。
1つ目は「その品物やサービスの値段が普通より高いこと」という意味で、平均的な金額よりも高い商品やサービスのことです。
2つ目は「質が高く優れていること」という意味で、品物やサービスを提供している場所の雰囲気のことです。
3つ目は「地位や階級が高いこと」という意味で、「高級官僚」などとして使います。
4つ目は「程度が高くてついていけないことの俗語」という意味で、俗語的にレベルが高くて普通の人には縁遠い様子を皮肉った表現です。
上記に共通するのは「程度が高く優れている」という意味です。
「高級」の使い方
「高級」は名詞・形容動詞として「高級だ・である」「高級ブランド品」「高級腕時計」などとと使われたり、形容詞として「高級なおもてなし」などと使われます。
基本的に、品物やサービスの値段が普通より高いことや、質が高く優れていることに使われる言葉です。
「贅沢」と「高級」の違い
「贅沢」は「物を手に入れる時に必要以上にお金をかけること」「限度やふさわしい程度を越えて求めること」という意味です。
「高級」は「品物やサービスの値段が普通より高いこと」「質が高く優れていること」という意味です。
「贅沢」の例文
・『彼は豪邸に住んで贅沢の限りを尽くした』
・『資産家と結婚して贅沢な暮らしをしたい』
・『結婚相手に贅沢を言えばきりがない』
・『週休二日制で給料が高く残業なしの仕事がしたいとは贅沢な望みだ』
「高級」の例文
・『取引先への接待で高級クラブに行く』
・『クリスマスデートに高級フレンチを予約する』
・『一度でいいから高級ホテルに泊まってみたい』
・『話が高級過ぎて全く理解できない』
まとめ
今回は「贅沢」と「高級」について紹介しました。
「贅沢」は「お金や材料をかけること」、「高級」は「値段が高く質が良いこと」と覚えておきましょう。