この記事では、「3ナンバー」と「5ナンバー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「3ナンバー」とは?
排気量2001cc以上、全長4701mm以上、全幅1701mm以上、全高2001mm以上のどれかひとつ以上に適合していれば3ナンバー車となります。
実際には存在しないサイズですが、排気量654cc、全長3000mmでも全幅が1720mmあれば3ナンバーとなります。
税金は排気量と重量の両面で課税されているため、3ナンバーのサイズだから税金が高いとなるとは限らず、2022年時点では全長4000mm前後のコンパクトカーで同一排気量で全幅1750mm程度の3ナンバー車と同じタイプの車で全幅1695mmの5ナンバー車も存在するケースがありますが、税金的には差がありません。
3ナンバーはやや大きい車というイメージで語られることもありますが、SUVなどはほとんど3ナンバーになっています。
「5ナンバー」とは?
排気量2001cc以下、全長4701mm以下、全幅1701mm以下、全高2001mm以下のすべてに適合している車が5ナンバー車となります。
1980年代頃はサイズ的にはほとんど5ナンバーでエンジン排気量によってのみ3ナンバーになるというケースがありました。
軽自動車は5ナンバーをつけることもありますが区分として5ナンバーと呼ばれることはありません。
定義自体には適合していますが税制の違いなどで同一視されないことが一般的です。
5ナンバー車はモデルチェンジを繰り返すたびに減っていく傾向にあり、2022年時点ではトヨタではヤリス、アクア、シエンタ、ライズ、旧型カローラアクシオ/フィールダーが5ナンバーとなっています。
国際的な販売などを考えるとメリットが小さく、幅が広いことで居住性や安全性が高められるということから、今後5ナンバーのラインナップが増えるとは考えにくいと言えます。
「3ナンバー」と「5ナンバー」の違い
「3ナンバー」と「5ナンバー」の違いを、分かりやすく解説します。
「3ナンバー」と「5ナンバー」は自動車のサイズ、排気量による区分となっており、排気量2001cc以下、全長4701mm以下、全幅1701mm以下、全高2001mm以下であれば5ナンバー、これらの数値より大きい項目がひとつでもあれば3ナンバーとなります。
2000年代辺りまではエンジン排気量の違いで同一銘柄で3ナンバーと5ナンバーが存在することもありました。
ナンバープレートのデザイン自体には変化がなく、数字だけで見分けることができます。
まとめ
「3ナンバー」と「5ナンバー」は自動車のサイズと排気量の区分で、ハイブリッドシステムの装備や馬力は関係ありません。
電気自動車はサイズ的に3ナンバーのものしか現存しておらず、今後5ナンバーのものが登場するかはやや微妙です。
80年代の車はサイズ的に5ナンバーのものが多く、エンジンで3ナンバーになることがありました。