この記事では、「百錬成鋼」と「一生百錬」の違いを分かりやすく説明していきます。
難しい四字熟語を、自分のものにしていきましょう。
「百錬成鋼」とは?
百錬成鋼(ひゃくれんせいこう)とは、何度も繰り返し心と体をトレーニングすること。
またはそのような修行をおこなえる、立派な精神力をあらわします。
負けん気が強くて、毅然とした人柄を表現した言葉です。
百錬成鋼の「百錬」は100回に及ぶくらい、何度も練習にはげむことです。
そして成鋼は「はがねのように、強い者になる」という意味があります。
私たちはトレーニングというと、ジムに通って筋肉を整えることをイメージします。
けれども本当に強くなりたければ、心を鍛えることも大切な課題になってきます。
心と体は常につながっていることを、厳しく教えてくれるのが百錬成鋼です。
「一生百錬」とは?
一生百錬(いっしょうひゃくれん)とは、長い期間かけて鍛えぬいていくこと。
何度も苦しい作業をおこなって、自分のレベルを引き上げていくことです。
一生かけて挑戦していく、継続性のある練習が一生百錬です。
一生百錬の「一生」とは、この世に生まれてから死ぬまでの長い時間をあらわします。
そして「百錬」はめげずに、何度もトレーニングを繰り返すことです。
そのため一生百錬で、何度も重ねて鍛えていくこと。
途中で諦めずに、続けて自分の限界に挑戦していくという訳があります。
あきらめない心、粘り強い精神力を教えてくれるのが一生百錬です。
「百錬成鋼」と「一生百錬」の違い
「百錬成鋼」と「一生百錬」の違いを、分かりやすく解説します。
・心も鍛える「百錬成鋼」進み続ける「一生百錬」
「百錬成鋼」と「一生百錬」はどちらも、強い人を目指すための格言です。
そのうち「百錬成鋼」には「心と体をしなやかに鍛えていく」という訳があります。
重いダンベルを持ち上げながら、同時にメンタルトレーニングをおこなうイメージです。
ただ体をたくましく整えるのではなく、心もシャープに磨きなさいと述べているのが「百錬成鋼」です。
肉体改造と一緒にメンタル強化の重要性を教えてくれる言葉です。
対する「一生百錬」には、長い年月をかけて、トレーニングに励むこと。
どんなに良い方法を思い浮かべても、それが三日坊主に終わってしまっては、成功するものもしなくなります。
自分を一歩引き上げるために、大切にしておきたいのが継続性です。
まさに「継続は力なり」を教えてくれているのが「一生百錬」になります。
続けるためには屈強な精神力も持ち合わせていなければいけないので、ある意味「百錬成鋼」と「一生百錬」はつながっているといえます。
まとめ
「百錬成鋼」と「一生百錬」の違いを分かりやすくお伝えしました。
「百錬成鋼」は高みに上るためには、心と体をどちらも鍛えることが大切だということ。
一生百錬は一生とおして、何かを続けることの重要性を説いた言葉です。
どちらも人生の教訓になる名言です。