この記事では、「手順書」と「マニュアル」の違いを分かりやすく説明していきます。
「手順書」とは?
上記は、作業工程をまとめたもので、どのくらいの作業時間を有するかをまとめたものなので、言ってしまえば、作業に対するノウハウは記載されていません。
あくまで、「手順書」は、作業工程のまとめになり、作業の工程を指し示すものなので業務を経験しているものが即座に今、どの工程に進んでいるかを理解して作業が円滑に進んでいるかを確認するものになります。
「マニュアル」とは?
上記は、説明書と取ってもらっても構わず、「手順書」と同じ部類に入る物ですが、目次などがあり、要所要所で自分一人では解決できないトラブルに対する回避法が記載されています。
なので、「ユーザーマニュアル」は説明書になり、トラブルの回避法が記載されているのは、「マニュアル」がトラブルに対する回避法を記載しているが故です。
「手順書」と「マニュアル」の違い
両者の違いは、説明書であると考えた場合違いが明らかです。
「手順書」は、ノウハウの記載がないのでトラブルが起きた場合の対処は、作業工程に入っている人物にゆだねらえ、「マニュアル」の場合は、マニュアルにトラブルの回避法が記載されているなどノウハウが記載されているという違いです。
「手順書」の例文
・『手順書にて作業工程を確認する』
この例は、今現在の作業の進み具合を確認するというものです。
「手順書」は、作業工程を記したものでノウハウの記載はなく、どの程度作業が進行しているかを重視したものになります。
よってこの工程を確認すれば、作業が進んでいるか遅れているかの把握が可能です。
「マニュアル」の例文
・『ユーザーマニュアルを紛失する』
この例は、使用者が閲覧すべく説明書をなくしたというものです。
「ユーザーマニュアル」は説明書でありつつノウハウが詰まったものでトラブルの回避法の記載があります。
なお、今は「ユーザーマニュアル」はインターネットでも閲覧できる商品がありますので紛失してもネットで探し出せば同じものを閲覧可能です。
まとめ
「手順書」と「マニュアル」については説明書だという認識から考えると違いが分かりやすいです。
「手順書」は、おおよその内容を説明しており、どのくらいの時間が必要かを記載していくので、調理家電であれば、家電が動き出してから動作を停止するまでの詳しい時間が記載してあると考えます。
しかし、動作がおかしくなり、故障しているのかな?というような動きをしても、「手順書」はトラブルの回避については記載がありません。
一方「マニュアル」になるとトラブルの回避方法が記載されており、ノウハウなども記載があるので調理家電であれば、トラブルが起きた場合の回避法と、有効な調理家電の使用例なども記載があるという違いがあります。
あくまで、「手順書」はできるだろうという方に向けた簡易な説明書なので、「マニュアル」と比較した場合、説明が雑でノウハウもありません。