この記事では、「ところてん」と「寒天」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「ところてん」とは?
「ところてん」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「ところてん」は、「心太」と漢字表記します。
「ところてん」は、「海藻のテングサを煮て、寒天質をこし、型に流し込み、冷やして固めた食品」という意味があります。
このように、「ところてん」の原材料は海藻のテングサのため、ヘルシーで、低カロリーという特徴があります。
「ところてん」は、型から「ところてん突き」と呼ばれる道具で突き出し、ひも状にした後で、酢醤油と二杯酢をかけ、青のりをまぶして食べるのが定番です。
夏に食べることが多く、夏の味覚の一つとなっています。
お汁粉やぜんざいなどを提供する甘味処でも、「ところてん」は取り扱われているため、甘いものが苦手な人が、甘いもの好きの人に付き合って甘味処に行った時に食べる機会があるかもしれません。
「寒天」とは?
「寒天」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「寒天」は「かんてん」と読みます。
「寒天」は、「テングサなどの煮汁を凍結、乾燥させた食品」という意味があります。
テングサなどの海藻の煮汁を凍結させて乾燥させると、スカスカの軽い棒のような状態になります。
この状態で販売されている「寒天」を購入し、自宅で煮溶かして、ゼリー状にしてから食べます。
蜜豆や水ようかんなどのお菓子の材料にすることもあり、また工業製品として使われることもあるなど、利用範囲が広くなっています。
「ところてん」と「寒天」の違い
「ところてん」と「寒天」の違いを、分かりやすく解説します。
「ところてん」は、「海藻のテングサを煮て、寒天質をこし、型に流し込み、冷やして固めた食品」という意味があります。
一方で「寒天」は、「テングサなどの煮汁を凍結、乾燥させた食品」という意味があります。
どちらも、テングサという海藻から作る食品という共通の意味があります。
このように「ところてん」と「寒天」は同じ材料を使って作られる食品になります。
ただし、「ところてん」と「寒天」は製法に違いがあります。
「ところてん」は、テングサを煮て寒天質をこし、型に流し込み冷やして固めて作ります。
一方、「寒天」は、「ところてん」を、屋外に干して、凍結させてから乾燥したものを指します。
このように、「寒天」を作るためには、まず「ところてん」を作るところから始まります。
このように、テングサの寒天質を、冷やして固めたのが「ところてん」で、さらに凍結させて干したのが「寒天」という違いがあります。
まとめ
「ところてん」と「寒天」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、料理をするときなどに、2つの言葉を混同せずに使い分けることができるようになりそうです。