この記事では、「ヤマユリ」と「オニユリ」の違いを分かりやすく説明していきます。
よく似た花を見分けていきましょう。
「ヤマユリ」とは?
ヤマユリとは山に咲いている、日本の百合です。
まるで白い貴婦人のように、大きな花びらと赤い花粉をつけています。
中心から外側に向かって、うっすら黄色いラインが引かれている豪華絢爛な花です。
近寄ると香水を思わせる、強い香りがします。
ヤマユリが咲くのは、6月の終わりから8月にかけてです。
夏の暑さに負けずに、日本各地の色々なエリアで咲いています。
ただ直射日光は嫌う花なので、育てる場合は半日蔭になる場所を選びます。
そして土が乾いてから、たっぷり水やりをします。
もともとは里山の片隅に生えていた花なので、基本的なお手入れをしていれば、充分に手入れができます。
高さのある迫力のある花なので、庭がぱっと華やかになります。
「オニユリ」とは?
オニユリとは海外や日本に、広く広まっている百合のひとつ。
オレンジ色のくっきりした花びらは、文字どおり「赤鬼」を思わせます。
南国の花のように奇抜な色合いをしているので、遠くから見ても目立ちます。
オニユリも7月から8月の、暑いシーズンに咲きます。
名前負けしない強い性質をもっていて、病害虫にも強いです。
色々な場所で根をはってくれるので、日当たりのよい場所ならすくすく元気に育ちます。
鉢植えの場合は腐葉土を混ぜた土で、管理していきます。
地面が乾いてきたら、水やりを適度におこないます。
オニユリは空が大好きな花なので、放っておくと2メートルくらい丈がのびます。
また「むかご」と呼ばれる小さな実をつけるので、観察する楽しさもあります。
「ヤマユリ」と「オニユリ」の違い
どちらも野山で見る百合です。
「ヤマユリ」と「オニユリ」の違いを、分かりやすく解説します。
・白はヤマユリ、赤はオニユリ
ヤマユリは里山に遊びに行ったとき、野の片隅で咲いている白い百合です。
日本に昔からある品種で、多くの人がどこかで1度は見たことがある花です。
また甘酸っぱい強い香りを放つため、野山の中でひときわ目立つ貴婦人になっています。
これに対してオレンジに似た赤い花を咲かせるのがオニユリです。
花びらが後ろに向かって、弓なりに反りかえっています。
そして黒色の斑点もついています。
純白な花嫁を思わせるヤマユリに対して、オニユリはコントラストが強く派手な色合いをしています。
オニユリは里山はもちろん、住宅街の空き地などに気ままに咲いていることもあります。
どちらも夏を彩る自然の花で、夏の暑さに負けずたくましく育っています。
まとめ
「ヤマユリ」と「オニユリ」の違いを分かりやすくお伝えしました。
ヤマユリとは里山に生えている、白い百合です。
白地に赤い斑点模様があり、あまい香りを漂わせています。
対してオニユリは山あいや住宅地に咲く、赤い百合です。
花びらが反り返っていて、斑点がついています。
色々な花の魅力に触れてみてください。