「言語力」と「語彙力」の違いとは?分かりやすく解釈

「言語力」と「語彙力」の違い二語の違い

この記事では、「言語力」「語彙力」の違いを分かりやすく説明していきます。

「言語力」とは?

言語を用いて思考し、その思考した内容を正確に伝達する能力という意味で、思考力、文章力、会話力(伝える能力)、スピーチ能力、語彙力などをまとめたものとなり、総合的な能力を指す言葉ではあるものの、語彙力やスピーチ能力が高ければ言語力は高くなると言えます。

日本の日本語においては国語力でも言い換えが聞きますし、英語においては英語力という言葉も言い換えができるでしょう。

複数の言語を使いこなせることもでは言語力には含まれておらず、ひとつの言語を使いこなす能力になっていて、日本語の言語力は高く英語の言語力も高いが、ドイツ語は履修すらしていないなどという使い方が可能ではあります。

2006年頃に文部科学省によって提唱された言葉ではありますが、言語力という科目はなく、国語の科目による指導が基本となっています。

「語彙力」とは?

どれだけ多くの言葉を知っていて、その言葉をどれだけ使いこなせるかという意味となっており、辞書や用語辞典などを暗記し、使いこなせればそのまま語彙力は上がると言えます。

言葉の使い方という問題であるためAIでも向上が目指される分野と言えます。

また、敬語や古い言葉だけでなく、新しい言葉、若者言葉、スラングなども語彙力に含まれるもので、読んだ文章の意味がわからないというケースが少ないほど語彙力が高いとも言えます。

ただし、若者言葉やスラングを多用した文章が語彙力が高いとはあまり見なされないという問題があり、さらにあまり難しい言葉ばかりを並べても文章としてわかりやすくなるとは限らないなど、文章力とはやや異なる能力とも言えます。

この言葉も各国の言語ごとに異なるものがありますが、日本語は比較的外国語がカタカナなどで使われている部類と言えます。

また、ゲームにおける語彙力があるという使い方ではゲーム内の固有用語に詳しい、ゲームの操作などに使われる関連用語に詳しいということになります。

「言語力」と「語彙力」の違い

「言語力」「語彙力」の違いを、分かりやすく解説します。

言語力は国語力と言い換えもできる部分がある言葉で、思考力、文章力、会話力やスピーチ能力、語彙力などその言語に対する総合的な能力を指すもので、言葉を多く知っていて使いこなせるという意味合いである語彙力が高いと言語力もある程度高いと言えます。

ただし、語彙力があまり高くなくても言語力が高いというケースはありえ、そういった人が語彙力を高めるとさらに言語力も高まります。

まとめ

言語力は総合的に言葉や文字を操って文章や会話として使いこなす能力、語彙力は言葉を多く知って使いこなす能力となっています。

新しい言葉が増えていく性質があるため、語彙力はつねにアップデートの機会があるものと言えます。

ともに各国の言語ごとに言語力、語彙力が人それぞれにあると言えます。