この記事では、「元金均等返済方式」と「元利均等返済方式」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「元金均等返済方式」とは?
「元金均等返済方式」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「元金均等返済方式」は、「がんきんきんとうへんさいほうしき」と読みます。
「元金均等返済方式」は、「住宅ローンの返済方法の一つで、元金を均等に返済する方法」となります。
住宅ローンを組むときは、住宅購入価格である「元金」と、ローンの利息分である「利息」を返済する必要がありますが、「元金均等返済方式」では、元金を均等に返済し、それに伴う利息も支払うという方法になります。
この方式のメリットとして、「元金の返済が確実に進む」というメリットがあります。
毎月確実に借金が減るため、それに付随する利息が減っていき、返済期間の終盤になるほど、借金返済額が減るという良さがあります。
デメリットとしては、元金が多い初期の時期は、利息が多いため、当初の借金の返済額が多くなるという点があります。
「元利均等返済方式」とは?
「元利均等返済方式」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「元利均等返済方式」は「がんりきんとうへんさいほうしき」と読みます。
「元利均等返済方式」は、「住宅ローンの返済方法の一つで、元金と利息を合わせて、均等に返済していく方法」という意味があります。
住宅ローンを組むときは、30年返済など、長期にわたるため、金利も莫大になります。
このとき、元金と金利を同時に返済する方法を、「元利均等返済方式」と呼びます。
メリットとしては「毎月の返済額が同じになる」という点です。
そのため、長期ローン返済の計画を立てやすくなります。
デメリットは、返済期間の初期は、利息分の割合が多いため、元金がなかなか減らず、住宅ローンを返済しているのに、借金が減らないという点になります。
「元金均等返済方式」と「元利均等返済方式」の違い
「元金均等返済方式」と「元利均等返済方式」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも住宅ローンの返済方法という共通点の意味があります。
ただし、「元金均等返済方式」は、「元金の返済額が一定」なのに対して、「元利均等返済方式」は、「元金と金利を足した返済額が一定」という違いがあります。
「元金均等返済方式」は、「元金が減りやすい」というメリットがあるのに対して、「元利均等返済方式」は、「返済額が同じ」というメリットがあるという違いもあります。
さらに、「元金均等返済方式」は、「初期の返済額が多い」というデメリットがあるのに対して、「元利均等返済方式」は、「トータルの返済額が多くなる」というデメリットがあります。
まとめ
「元金均等返済方式」と「元利均等返済方式」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
住宅ローンを組むときに役立てられるかもしれません。