この記事では、「がっつり」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。
「がっつり」という言葉の意味
「がっつり」という言葉は、古くから北海度で使われていた方言で、「たくさん」や「たっぷり」などの意味合いで用いられてきました。
一方、九州地方でも長い間使われていた「がっつり」は、「しっかり」や「ぴったり」などの意味合いを持っている言葉です。
この「がっつり」という言葉が共通語として広まったのは2000年頃のことで、テレビやラジオなどで北海道出身のタレントや芸人などが使い始めて、徐々に全国に普及していきました。
「がっつり」という言葉の1つ目の意味は、「たくさん」や「たっぷり」です。
2つ目は「思う存分」や「しっかり」などを表す意味合いで使われています。
「がっつり」の類語や言い換え
「がっつり」という言葉の類語や言い換えは以下の通りです。
『がめつい』
「特に金銭面などにおいて抜け目がなく、欲深い」さまや「けちでそつなくかせぐ」様子などを表す言葉で、利益を得ることに抜け目がなく強欲である人を指して用いられるネガティブなニュアンスを含む表現です。
・『あこぎ』
「大変欲張りで、やりかたがずうずうしい」さまを表す言葉で、義理人情に欠けるあくどいことや、慈悲なく金品や利権などをむさぼろうとする様子などを表す言葉です。
・『欲張り』
「欲が深いこと」や「強欲な人」などを表す言葉で、現在の状況に満足せずもっと欲しいと思うさまを示す表現になります。
・『がっぽり』
「一度にたくさんのお金を手に入れる」さまを表す言葉で、基本的には金銭などを一挙に大量に手に入れる様子などを表す表現ですが、逆に大量に失う場合にも用いられる表現です。
「がっつり」の類義語
「がっつり」の類義語は以下の通りになります。
・『ガツガツ』
「周りの目を気にせずに、むさぼり食う」様子を表わす擬態語で、飢えてむやみに食物を欲しがったり、何でも欲しがるさまを表す言葉です。
・『飽くなき』 未知の事柄や知らない物事に対する興味がどこまでも尽きない様子を表す言葉で、「けっして満ち足りることがない」さまや、「どこまでも止まることがない」様子などを示す表現です。
・『抜け目(ぬけめ)がない』
「注意深くて、行うことに抜けたところがない」さまや「自らの利益やプラスになりそうな機会をけっして逃さない」様子などを表す慣用句で、「自分の利益だけを追求していてずる賢い」というニュアンスを含む表現になります。
・『徹底的(てっていてき)に』
「余すところなくどこまでも追いかけていく」さまや「中途半端でなく一貫している」様子などを表す言葉で、行動や態度、思想などがすみずみまで行きわたる意味合いで使われる文言です。
まとめ
今回は「がっつり」という言葉について紹介しました。
「がっつり」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。