この記事では、「きっと」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。
「きっと」という言葉の意味
鎌倉時代に描かれた平家物語に登場している「きっと」という言葉は、漢字では「山が高くそびえ立つ」という意味を持つ「屹」と「程度」を表す「度」を組み合わせた「屹度」、もしくは「切迫した事態」を表す「急」と、「度」を組み合わせた「急度」と表記され、自分の信念や願い、希望などを表す際に用いられる表現になります。
「きっと」という言葉の1つ目の意味は、「確かにそうだろうと予測したり期待する」です。
2つ目は「間違いなく」や「たしかに」などを表す意味合いで使われています。
「きっと」の類語や言い換え
「きっと」という言葉の類語や言い換えは以下の通りです。
『正(まさ)に』
「ある事柄が確かな事実である」さまを表す言葉で、「ちょうど」や「あたかも」などと近しい意味を持つ表現になります。
・『必ず』
「例外のない」さまや「まちがいない」様子などを表す言葉で、 確実な推量や強い意志、要請などを表す際に用いられる表現です。
・『確実(かくじつ)に』
「確かな」さまや「間違いのない」様子を表す言葉で、事実や実態などを判断する際に、まったく誤りなどのない様子を示す意味合いで使われています。
・『疑いなく』
「疑う必要がないほどの確実な」さまや「信じることができる要因を備えている」様子などを表す言葉で、紛れもない事実などを語る際に使われる文言です。
「きっと」の類義語
「きっと」の類義語は以下の通りになります。
・『さぞかし』
「おそらくそのような状態に違いない」という意味を持つ言葉で、漢字では「嘸かし」と表記し、それまでに経験したことがないことへの推量や、他人に対する共感表現として用いられています。
・『十中八九(じゅっちゅうはっく)』
文字どおり「十のうち八か九までの割合」を示す言葉で、ほとんど間違いのない高確率であるさまを表す四字熟語になります。
・『例外なく』
「全て同じ対応や処理を行う」さまや「通例どおり」などを示す表現で、一般的な例から漏れた状態などがまったくない際に使われる文言です。
・『しかと』
漢字では「確と」と表記し、「物事などがはっきりとしている」さまや「確実でまちがいのない事柄」などを表す文言になります。
・『間違いなく』
「必ずと言って良いほど」や「高い確率で」などを表す言葉で、確信の度合いを示す表現として使われています。
まとめ
今回は「きっと」という言葉について紹介しました。
「きっと」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。