「ざっくり」とは?言い換えを徹底解釈

「ざっくり」とは?言い換え

この記事では、「ざっくり」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。

「ざっくり」という言葉の意味

「ざくり」の強調した言い方である「ざっくり」という言葉は、元々刃物などで勢いよく物を深く切りつけたり、切って割ったりする際に用いられていた文言でしたが、近年ではビジネスシーンや日常会話などで、「大雑把」「大まか」などの意味合いで使われるようになった言葉です。

「ざっくり」という言葉の1つ目の意味は「大胆に物を切ったり、突き刺したりする」です。

2つ目は「衣服などを無造作に着ている」さまを表し、転じて「だいたい」「おおよそ」などを意味しています。

「ざっくり」のポジティブな言い換え

「ざっくり」という言葉のポジティブな言い換えは以下の通りです。

・『要約(ようやく)』
「文章などの要点をまとめる」さまを表す言葉で、物語などの重要な点のみを集めてまとめる際に使われる言葉です。

・『骨子(こっし)』
あるプロジェクトや計画などにおいて、要点となる事柄を意味する文言で、「要点」「見どころ」などという意味合いで使われています。

・『大局(たいきょく)』
「物事における全体のありさまや成り行き」などを表す言葉で、囲碁や将棋などで、盤面状況から見た勝負の形勢を表す文言としても使われています。

・『推し量る(おしはかる)』
相手の事情や心情などを汲み取る際に使われる言葉で、「見当をつける」「知識を元にして、推測する」などの意味で使われています。

「ざっくり」の類語や言い換え

「ざっくり」の類語や言い換えは以下の通りになります。

・『あらまし』
「事柄のだいたいのところ」「概略」などを意味する言葉ですが、茨城の方言では「もうちょっと」「もう少し」などの意味合いで使われている文言です。

・『大雑把(おおざっぱ)』
「細かいことにこだわらない」さまを表す言葉で、細部にまで注意が届いていない雑であるさまを示す文言です。

・『アバウト』
「たいたい」「おおよそ」などの意味を持つ英単語「about」から派生した言葉で、情報や数量、過程などが大雑把である様子を示す表現になります。

・『杜撰(ずさん)』
「いい加減で誤りが多い」さまを表す言葉で、元々は文章や詩などにおいて、確かな文献上の根拠がない際に使われていた文言です。

まとめ

今回は「ざっくり」という言葉について紹介しました。

「ざっくり」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。