この記事では、「じっくり」の意味や類語などを分かりやすく説明していきます。
「じっくり」の意味
「じっくり」の意味は以下の通りです。
1つ目は慎重に時間をかけて物事に取り組むさまを指し、2つ目は物事がよく合っている様子、3つ目にはに物事がしっかりと成熟しているさま、十分に混ざり合っているさまという3つの意味があります。
主に1の意味で使われることが多いです。
「じっくりと」と語尾に「と」を付けることもあります。
「じっくり」の言い換え
「じっくり」のビジネスでの言い換えは以下の通りです。
「じっくり」のビジネスでの言い換え
・『心して』
動詞の「心する」を連用形「心し」にして、接続助詞「て」をつけたものです。
「心する」とはしっかりと気を配る、心積もりをするという意味です。
「講師の話を心して聞く」などと使われます。
「じっくり」は時間をかけて取り組むという時間がポイントに対して、「心して」は心のさま、つまり覚悟や気持ちがポイントとなっているところが違います。
しかし、先述した例ですと、「講師の話をじっくり聞く」でも使えます。
・『注意深く』
猛烈に注意を払って物事に取り組む様子という意味です。
「注意深く運転する」などと使われます。
「じっくり」とちがって時間は関係なく、集中力の高さやどのくらい慎重かなどがポイントです。
・『時間をかけて』
その事柄を行うことに対して、長い時間をかけるという意味です。
「時間をかけて組み立てる」などと使われます。
「じっくり」より一層、時間にポイントを置いた表現で、集中力や慎重さが伴っているかは文脈より判断します。
先ほどの例でいいますと、ただゆっくり組み立てた可能性もありますし、慎重にしたため時間がかかった可能性もあるということです。
「じっくり」を使った例文
「じっくり」の類語や言い換えは以下の通りです。
・『覚悟をもってじっくりと取り組む』
1つ目の意味、慎重に時間をかけて物事に取り組むさまの例文です。
覚悟を持って、慎重に時間をかけて取り組むという意味です。
・『友人の愚痴にじっくりと付き合う』
2つ目の意味、物事がよく合っている様子の例文です。
友人の愚痴に腰を据えて寄り添い合わせているという意味です。
・『じっくりと熟したフルーツを食べる』
3つ目の意味、物事がしっかりと成熟しているさまの例文です。
しっかり熟したフルーツを食べるという意味です。
まとめ
今回は「じっくり」について紹介しました。
「じっくり」の意味や類語を理解して、日常で使いこなせる様にしましょう。