この記事では、「全員」の意味や類語などを分かりやすく説明していきます。
「全員」の意味
「全員」の意味は以下の通りです。
集団に所属しているすべての人のことを指します。
読み方は「ぜんいん」と読み、「ぜいいん」ではないので注意しましょう。
「全員」の言い換え
「全員」のビジネスでの言い換えは以下の通りです。
「全員」のビジネスでの言い換え
・『各位(かくい)』
連絡事項や案内などの書面やメールで使用される言葉で、不特定多数の人へ送る時の宛名です。
「各」は「それぞれ」や「多くのものの一つひとつ」という意味があり、「位」は「他との関係からみた位置」や「地位」という意味で、この二つの漢字が合わさって、大多数のそれぞれの皆様といった意味になります。
・『一同(いちどう)』
そこにいる人全員または同じ考えや同じ役割を持った人全員のことを指します。
「全員」と同じ意味ですが、「一同」の方が格式ばった場面に使われることが多いです。
「社員全員からのプレゼントです」よりも「社員一同からのプレゼントです」といった方が、適切であるように、ビジネスシーンでは「一同」の方が多く使われます。
・『皆(みんな・みな)』
そこにいる人すべて、残るものがない、すべてという意味です。
「全員」は人に対して使われるのに対し、「皆」は人の他にも物や状態にも使えます。
例えば「みんな私がやりました」など。
「みんな」と「みな」の使い分けですが、「みんな」の方が口語的で「みな」は文語的とされています。
しかし、「みんな」でも「みな」でもすこし稚拙な印象を与えるため、ビジネスには不向きですので、注意しましょう。
「全員」を使った例文
「全員」の類語や言い換えは以下の通りです。
・『全員で試合に挑もう』
レギュラーも補欠も関係なく、全員で試合に出る気持ちで参加しようという意味です。
・『会社創立パーティには社内全員参加です』
会社創立のイベントには社内の人全員が参加しなければいけません。
参加の有無を問われないので、招待客ではなくホストとしての役割を担ってくださいという意味が込められています。
・『40歳から64歳の健康保険に入っている人全員が介護保険料を支払わないといけません』
健康保険に加入している40歳から64歳までのすべての人が介護保険料を支払う義務があるという意味です。
まとめ
今回は「全員」について紹介しました。
「全員」の意味や類語を理解して、日常で使いこなせる様にしましょう。