この記事では、「程遠い」の意味や類語などを分かりやすく説明していきます。
「程遠い」の意味
「ほどとおい」と読み、訓読みです。
距離や時間、程度において、大きな隔たりがある場合に使われます。
また、物事の本質からかけ離れている場合にも使われます。
言葉の中に「遠い」という形容詞が入ることで、否定的な意味で使われることが多いです。
対義語は「程近い」です。
「程遠い」の言い換え
「程遠い」の言い換えは多くあり、その中でもビジネスに適した言い換えの例文を紹介しながら解説します。
「程遠い」のビジネスでの言い換え
・『とても遠い』
距離がかなりある時に使います。
ビジネスでは難しい言葉を使うことが多いですが、直感的に意味が分かるような言葉選びも大切です。
これは「程遠い」を分かりやすく表現した形ですので、漢字が多くなってしまった文章に使うと有効です。
・『遥か』
時間・距離・程度において距離がはなはだしい時に使います。
「程遠い」との違いは肯定の意味でも使われることです。
例えば「遥か」に「遠く」を付けると「遥か遠く」になります。
この言葉ですと、文章の前後によっては肯定的な意味に捉えられます。
「程遠い」よりも柔らかく表現したいときに使うとよいでしょう。
・『本質的に違う』
はっきり「違う」と断定できる時に使います。
「程遠い」は本質からかけ離れている時に使うため、「程遠い」よりも強い言葉といえます。
ビジネスにおいて印象付けたい時やはっきり断定したい時に有効です。
強い否定語なので、慎重に使いましょう。
「程遠い」を使った例文
・『その町は交通の便が悪いので、直線距離は近くても程遠い』
直線距離と実際に移動する距離に大きな隔たりがあるという意味です。
距離的に大きな差がある時の使い方です。
・『一週間で3時間の運動を目標にしているが、まだ30分しか運動できておらず、程遠く感じる』
目標の運動時間をかがげているけれども、まだ少ししかこなせていないため、目標まで到達できるのか不安や精神的なしんどさを表現しています。
目標時間とこなした時間に大きな差があるという意味です。
時間的に大きな開きがある時の使い方です。
・『自分の仕事としてやる家事と、お手伝いとしてやる家事は、どちらも同じ作業しているが完成度は程遠い』
自分の事としてこなす作業とお手伝いとしてこなす作業には、完成度に大きな差ができるものです。
同じ作業をやるならばお手伝いの気持ちではなく自分の仕事としてやりましょうという意味です。
自分の事とお手伝いでは、本質が違うという例文です。
まとめ
今回は「程遠い」について紹介しました。
「程遠い」の意味や類語を理解して、日常で使いこなせる様にしましょう。
