「口答え」と「反論」の違いとは?意味を詳しく解釈

「口答え」と「反論」の違い言葉・カタカナ語・言語

「口答え」「反論」の違いをご存知でしょうか。

ここでは二つの言葉の違いと、それぞれの言葉を使った例文、意味を説明しています。

では一緒に見ていきましょう。

「口答え」の意味や使い方

「口答え」の意味や使い方

「口答え」とは、目上の人が言うことに、言い返すことを言います。

またそのような内容のことでもあります。

「口答え」という言葉は基本的には目上の人が言うことに目下の人が言い返すことで、その逆には使わないと覚えておきましょう。

「親に口答えする」と言いますが「親が口答えする」とは使わないのです。

「反論」の意味や使い方

「反論」の意味や使い方

「反論」とは、相手の言う内容に対して、批判したり反対のことを言うことです。

またそのような議論のことを言います。

「この記事は君への反論らしい」「反論されるとわかってはいるが言わせてもらう」などと使います。

「口答え」と「反論」の違い

「口答え」と「反論」の違い

「口答え」「反論」、それぞれの言葉の意味と使い方を説明しました。

どちらも発言内容に言い返すという点では同じ意味合いと言えますが、違いもありますので正しく使い分ける必要があります。

まず「口答え」ですが、これは目上の人の言ったことに対して、目下の人が言い返すことを言います。

またそのような返事のことでもあります。

「口答えをするな」と言うのは、目上の人に失礼なことを言うなという意味となるわけです。

一方の「反論」ですが、これは相手の意見、批判的な言葉に対し反対の意見を言うことです。

意味的に、目上、目下などは関係がありません。

この言葉の意味と違いを理解していればどちらの言葉を使うか区別は容易でしょう。

「口答え」を使った例文と意味を解釈

「口答え」を使った例文と意味を解釈

「口答え」を使った例文とその意味を見ていきます。

「口答え」を使った例文1

「最近、あの子は口答えばかりして、言うことを聞かなくなった」

目上の人が言うことに、素直に「はい」と言わずに言い返すことを「口答え」と言います。

「口答え」を使った例文2

「生徒が口答えしていたが、実は正論なので教師はその後で何も言えなかった」

目上の立場の人の言うことに、言い返すことを「口答え」と言います。

しかし例文のように、目上の人の言うことが間違いで、目下の人が言い返す内容の方が正しいという場合もあります。

「反論」を使った例文と意味を解釈

「反論」を使った例文と意味を解釈

「反論」を使った例文とその意味を見ていきます。

「反論」を使った例文1

「彼に反論されたら、僕だってさらに反論するつもりだ」

「反論」は、相手の意見、批判に対して、反対の意見を言うことです。

簡単に言えば、冷静な言い争いとなります。

感情で「好き、嫌い」ではなくそれぞれの考えを言うことです。

とはいえ、人間ですので感情が混ざることは多いでしょう。

「反論」を使った例文2

「もう決まったことなので、反論したって無駄なのだ」

相手の意見、批判に対して反対意見を出すことを「反論」と言います。

例文はいくら反対意見を言ったところで、決定したことなので変更はないということを言い表しているのです。

まとめ

まとめ

いかがでしたか。

「口答え」「反論」、それぞれの言葉の意味と違いが理解できたのではないでしょうか。

違いを正しく理解して使い分けてください。