この記事では、「守る」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。
「守る」という言葉の意味
「目」を意味する「ま」と、「監視する」や「付き添って保護する」などの意を持つ「守る(もる)」を組み合わせた「守る(まもる)」という言葉は、「目で見守りながら監視する」と言う意味合いの「目守る」から派生した言葉で、随筆「枕草子」では「見張る」という意味合いで用いられている文言になります。
「守る」という言葉の1つ目の意味は、「領地を侵されたり、害が及ばないように防ぐ」です。
2つ目は「決められたことや規則などに従う」さまや「相手の攻撃から身を防ぐ」などという意味合いで使われています。
「守る」の類語や言い換え
「守る」という言葉の類語や言い換えは以下の通りです。
・『保持(ほじ)する』
「ある状態を保ちつづける」さまや「特定の物を持ちつづける」様子などを表す文言で、ある目的のために特定の状態を保ち続ける際に用いられる文言です。
・『死守(ししゅ)する』
「いのちがけで守る」さまや「死ぬ覚悟で守る」様子などを表す言葉で、死にもの狂いで一つの事を守ったり、必死になって攻撃から身を防ぐ際に使われる言葉です。
・『防ぐ』
「敵からの攻撃を抑える」さまや「好ましくない事態が起こらないようにする」様子などを表し、物事がまだ発生していないうちから対処する際には「未然(みぜん)に防ぐ」と表現します。
・『厳守(げんしゅ)』
「命令や約束などをきびしく守る」さまや「言われたことを固く守る」様子などを表す意味合いで用いられており、主に法律や規則、道徳などに従ってそれらを守る際に用いられる文言です。
「守る」の類義語
「守る」の類義語は以下の通りになります。
・『保護(ほご)する』
「危険や脅威などから、弱いものを助けて守る」さまや「警察による救護」などを表し、敵の攻撃からかばったり、外からの危険や破壊行為などを受けないように防ぐ際に使われる言葉です。
・『助ける』
「危険な状態から逃れさせるために力を貸す」さまや「経済的に困っている人などの負担を軽くする」様子を表す言葉で、危ない状況に置かれた人や動物などを、その危機的状況から救う際に用いられる文言です。
・『庇護(ひご)する』
「かばって守る」さまや「いたわり守る」様子などを表し、特に弱い立場の者や、保護を必要としている者などに対して、他から害を受けないように守る際に使われる文言です。
・『遵守(じゅんしゅ)する』
「決められたことに従う」さまや「言いつけや決まりなどに背かない」様子などを表す表現で、主に法律や規則、道徳などを対象に使われる文言になります。
まとめ
今回は「守る」という言葉について紹介しました。
「守る」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。