この記事では、「ぶちまける」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。
「ぶちまける」という言葉の意味
動作の荒々しさを強調する「ぶち(打ち)」という語と、「中から物を出す」という意を持つ「あける」という語を組み合わせた「ぶちあける」が音変化した「ぶちまける」という言葉は、中に入っていたものを乱暴に外に放り出す意味合いで用いられる文言です。
元々漢字では「打ち明ける(ぶちあける)」と表記していたことから、「隠し事や自分だけが知っていることなどをすべて話してしまう」という意味合いでも使われるようになった言葉になります。
「ぶちまける」という言葉の1つ目の意味は、「中の物を勢いよく外へまき散らす」です。
2つ目は「押さえていた気持ちや感情などを、包み隠さず口にする」などという意味合いで使われています。
「ぶちまける」の類語や言い換え
「ぶちまける」という言葉の類語や言い換えは以下の通りです。
・『さらけ出す』
隠し立てなどをせずに自分が持っているものを相手に見せるなどという意味合いで用いられる言葉で、「ありのままを見せる」さまや「隠さずにすべてを現す」様子などを示す文言になります。
・『吐露(とろ)する』
「心に秘めていることを隠さずに打ち明ける」さまや「自分の深い思いを相手に伝える」様子などを表す言葉で、心中で考えていることを述べて、相手に本心を伝える際に用いられる表現です。
・『本心を語る』
心に思っている事や真意などを相手に隠さずを打ち明ける際に使われる言葉で、「心情を伝える」さまや「自分の心持ちを表す」様子などを示す意味合いで用いられています。
・『ぶっちゃける』
「相手に本当の事を伝える」という意味を持つ「ぶちあける(打ち明ける)」が音変化した言葉で、「思っていることや知っていることを包み隠さず言う」さまや「遠慮なく物を申す」様子などを示す文言です。
「ぶちまける」の類義語
「ぶちまける」の類義語は以下の通りになります。
・『激白(げきはく)する』
胸の内に秘めた事や秘密などを打ち明ける際に用いられる表現で、「衝撃的な事実の告白」や「押さえていた思いや感情などを、一気に解放して話し始める」様子などを表しています。
・『洗いざらい述べる』
「何もかも余すことなくすべて言う」さまや「隠さずにすべて明らかにする」様子などを示す言葉で、何から何まで全て語るという意味合いで用いられる表現です。
・『赤裸々(せきらら)』
「まったく包み隠さない」さまや「あるがまま」の様子などを表し、うそや偽りなどがなくけっして飾らない状態を示す表現になります。
・『暴露(ばくろ)』
主に悪事や隠し事などをあばいてその内容を明るみに出す際に用いられる言葉で、「不正や秘密などを公表する」さまや「真実などを明らかにする」様子などを表す表現になります。
まとめ
今回は「ぶちまける」という言葉について紹介しました。
「ぶちまける」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。