この記事では、「楽しみ」と「御楽」の違いを分かりやすく説明していきます。
「楽しみ」とは?
「楽しい」という形容詞の名詞化で、「満ち足りていて、愉快な気持ちになること」や「そのような気持ちになるものや期待」を意味する言葉です。
また、「楽しみ」は、「楽しむ」という動詞の連用形でもあり、「自分の好きなことをして喜びや充足感を得る」という意味で使われます。
「御楽」とは?
「楽しみ」を敬って、また丁寧に言う言葉です。
しかし、現代ではほとんど使われません。
江戸時代の女性語として使われていたことがあります。
また、「御楽」は、「男女の仲の良いのをからかって言うことが多い」という意味もあります。
「楽しみ」と「御楽」の違い
「楽しみ」と「御楽」の違いを、分かりやすく解説します。
満ち足りていることを実感して愉快な気持ちになること、好きなことして満足を感じること、先のことに期待をかけて心待ちにすることを意味する言葉です。
「楽しみ」という言葉は、一般的によく使われる言葉であり、敬語や丁寧語としても使えます。
その一方で、「御楽」は、江戸時代の女性語として使われた言葉です。
意味は「楽しみ」の敬称や丁寧な言い方と考えられます。
また、男女の仲の良いのをからかっていうこともあります。
「楽しみ」の例文
・『彼と会うのが楽しみだ』
・『彼女との今後のデートがより一層楽しみになった』
「御楽」の例文
・『御楽の時間はまだまだ続きますよ』
・『さあ、どうぞ御楽にお過ごしください』
まとめ
「楽しみ」と「御楽」は、どちらも「喜びや期待を感じること」という意味を持つ言葉ですが、使い方に違いがあります。
「楽しみ」は、一般的に使われる言葉で、自分や他人の感情を表すときに使います。
その一方で、「御楽」は、江戸時代の女性語で、「お楽しみ」という言葉の略です。
主に、楽しいことや嬉しいことをひとことで言うときに使います。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。