この記事では、「筆者」と「作者」の違いを分かりやすく説明していきます。
「筆者」とは?
「筆者」は「ひっしゃ」と読みます。
「筆者」は、「文章や書画を書いた人のこと」という意味があります。
新聞のコラムやエッセイなどの文章や書画を書いた人全般を、「筆者」と呼びます。
また、エッセイなどで自分自身を表現するとき、「筆者」という言葉を使うことができます。
「筆者」が書いた作品が、本などにまとまった時、呼び名が「筆者」から「著者」になります。
「作者」とは?
「作者」は「さくしゃ」と読みます。
「作者」は「作品を作った人のこと、特に芸術作品の作り手のこと」という意味があります。
絵画作品や彫刻作品、映画や小説など、全ての芸術作品の作り手のことを、「作者」と呼びます。
そのためもしも、芸術作品の作り手が分かっていない場合は、「作者不詳」となります。
「筆者」と「作者」の違い
「筆者」と「作者」の違いを、分かりやすく解説します。
「筆者」には、「文章や書画を書いた人のこと」という意味があります。
一方の「作者」には「作品を作った人のこと、特に芸術作品の作り手のこと」という意味があります。
このように、「筆者」は主に「文章」を書いた人のことを意味する言葉なのに対して、「作者」は主に、芸術作品の作り手を意味する言葉という違いがあります。
このため、文章を書いている人を「筆者」、芸術作品の作り手を「作者」と読んでみてはいかがでしょうか。
「筆者」の例文
・ 『エッセイの筆者のため、恥ずかしいことを晒す』
・ 『この文章の筆者は、自分の意見を強く主張している』
「作者」の例文
・ 『この童話の作者は、小学生だ』
・ 『これから作者と打ち合わせをする』
まとめ
「筆者」と「作者」の違いについて見てきました。
2つの言葉には似た意味がありますが、明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるのではないでしょうか。
