この記事では、「都度」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。
「都度」という言葉の意味
良く知られる「みやこ」という意味以外にも「取りまとめる」や「統率する」などを意味する「都」という語と、「時」や「折」などを表す「度」という語を組み合わせた「都度(つど)」という言葉は、ある事を行うそのたびごとに、などと言う意味合いで用いられており、特定の事柄を主体として、同じことが複数回にわたって繰り返される際に使われる文言です。
「都度」という言葉の1つ目の意味は、「物事が行われるたびごと」です。
2つ目は「ことあるごとに」や「毎回」などという意味合いで使われています。
「都度」の類語や言い換え
「都度」という言葉の類語や言い換えは以下の通りです。
・『毎度(まいど)』
同じ事が何度も繰り返されるさまを表し、「何かがあるその度ごとに」や「同じようなことを度重ねる」様子などを示す言葉になります。
・『常時(じょうじ)』
特別なことが起こらず、普段通りに過ごしているさまを表す言葉で、「普通の状態のとき」や「24時間いつでも」などを示す文言として使われています。
・『毎々(まいまい)』
目上の人や取引先などへのメールや文書などでよく用いられており、物事や事象などがいつも同じであるさまを表す言葉で、「その度ごとに」や「いつもながら」などを示す文言になります。
・『重ね重ね(かさねがさね)』
自分の心情や思い入れなどの深さを相手に伝えたり、相手に念入りに何かを頼み込む際に用いられる言葉で、「いくえにも」や「たびたび繰り返して」などという意味合いで使われています。
「都度」の類義語
「都度」の類義語は以下の通りになります。
・『しきりに』
同じような事柄や事象などが何度も繰り返される様子を表し、「むやみやたらに」や「たびたび」などという意味合いで使われる表現です。
・『絶え間なく』
少しの間も止まることなく、いつまでも続くさまを表す言葉で、「けっして中断することがない」さまや「途絶えることなく続く」様子などを示す表現になります。
・『ひっきりなし』
物事がまったく途切れることなく重ねて起こる様子を表し、「絶え間なく続く」さまや「切れ目や区切りなどがまったくない」様子などを意味する文言です。
・『寝ても覚めても』
文字どおり「寝ていても起きていても」という意味合いで使われる表現で、「四六時中(しろくじちゅう)」や「どんな時でも」などという意味合いで使われる慣用句になります。
まとめ
今回は「都度」という言葉について紹介しました。
「都度」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。