物事が発生する頻度や程度がかなり少ないことを表す言葉には「たまに」や「稀に」があります。
この記事では、「たまに」と「稀に」の違いを分かりやすく説明していきます。
「たまに」とは?
「たまに」は物事が発生する頻度や程度がかなり少ないことやめったにないことを表す言葉です。
「たまに」は「適に」や「偶に」と書くことが可能であり、行動や行為が偶然であるという意味でも使うことが可能です。
「たまに」は「たまにしか」や「たまには」という風に使う言葉であり、久しぶりやほとんどしないという意味でも使われています。
「たまに」の反対語には「絶えず」や「度々」があります。
「稀に」とは?
「稀に」とは物事や行為の頻度が非常に少ないことを表す言葉であり、とても珍しいことを表します。
「稀に」は英語で“rarely”であり、名詞である「稀」は“rare”と書きます。
「稀に」は頻度が非常に少ないことを表す言葉ですが、さらに強調させた言葉には「ごく稀に」が有名です。
この言葉に使われている「ごく」は「極」であり、これを重ねた言葉には「極々」があります。
「たまに」と「稀に」の違い
この2つはどちらも物事や行為が発生する頻度や程度がかなり少ないことを表す言葉です。
この2つの内では「稀に」の方が程度や頻度が少ない時に使われており、これらがとても珍しいという意味も付きます。
「たまに」の例文
・『たまに優しくするとすぐにつけあがって王様気分になるのがうちの猫なのです』
・『たまには彼女に優しくしようと思っているのですが、なかなか態度に表せません』
「稀に」の例文
・『このゲームは稀にボスから同じアイテムが2個落ちるケースが確認されています』
・『この商品は稀に肌に対して湿疹が出ることがあるので、使用上の注意をよく読んで使ってください』
まとめ
「たまに」や「稀に」は頻度や程度が少ないことを表す言葉であり、より珍しい場合には「稀に」の方を使います。