バラバラのものを1つにすることや考えや筋道を立てることを表す言葉には「まとめ」や「帰着点」があります。
この記事では、「まとめ」と「帰着点」の違いを分かりやすく説明していきます。
「まとめ」とは?
「まとめ」は「まとめる」を名詞化したものであり、バラバラになっていたものを1つにすることや整えることを表す言葉です。
「まとめ」は物体を1つにする以外にも考えや文章などを端的に表したものに対して使うことも可能です。
「まとめる」はこの意味から物事や内容の筋道を立てて整えることを表す時にも使います。
「まとめサイト」とはインターネットの情報やニュースをまとめたサイトを表す言葉です。
「まとめ」の丁寧語は「おまとめ」であり、こちらは様々なサービス名にも使われています。
「帰着点」とは?
「帰着点」とは人や物が帰り着くことや様々な過程を経て落ち着いた場所や内容を表す言葉です。
この言葉に使われている「帰着」は最終的に1つのものや場所に落ち着くことを表す言葉であり、類義語には「帰趨(きすう)」や「帰結」があります。
「帰結」は特に文章や研究などが最終的に特定の結論や結果に落ち着くことを表します。
「まとめ」と「帰着点」の違い
「まとめ」はバラバラになっていたものを1つにすることや整えることを表す言葉です。
「帰着点」は帰り着く場所や1つのものに落ち着いたものを表す言葉です。
「まとめ」の例文
・『彼が作ったレジュメには分かりやすいまとめが書いてあったのでとても助かりました』
・『おまとめローンを使ってみましたが手続きが早くてよかったです』
「帰着点」の例文
・『その論文の帰着点は発想こそいいと思いますが、根拠が薄いのが難点です』
・『ありとあらゆる現象の帰着点として神は考えられています』
まとめ
「まとめ」はバラバラになっていたものを1つにすることや要点などを書き出したものを表す言葉です。
「帰着点」は帰り着く場所や落ち着くことを表す言葉です。