この記事では、「考える」と「検討する」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「考える」とは?
どのようにすればいい仕事ができるか自分の頭で問い、語ることを「考える」【かんがえる】といいます。
例えば、旅行に行くとき、どういったルートで観光地をまわれば時間を効率的に使えて、色々な場所を楽しめるか資料を見て想像するのです。
また、一緒に行く人の意見を聞いたり、話し合えばより魅力的な場所を見つけられますし、予算をあまりかけなくても楽しめるようになります。
「検討する」とは?
相手から頼まれた仕事が自分にできるかを考えることを「検討する」【けんとうする】といいます。
予算や期限、依頼内容に目を通して、質が良い仕事ができるかを考えて返答するのです。
取り調べるという意味がある「検」と、詳しく内容に目を向けて深堀するという意味合いがある「討」を掛け合わせています。
使い方としては、問題が起きたとき「検討」して解決策を打ち出すのです。
「考える」と「検討する」の違い
ここでは「考える」と「検討する」の違いを、分かりやすく解説します。
行動に移す前に、自分の頭の中で問いかけたり、発想してはより適切な良い方法を見つけることを「考える」といいます。
もう一方の「検討する」は物事に取り掛かるには内容をよく調べて行なう工夫が必要であり、しっかり前もって依頼された内容に目を通せば金銭や能力的にも無理がないか分かるようになるのです。
提案や理論といったものを自分なりにじっくり論ずる意味で使われています。
「考える」の例文
・『神は本当に存在すると考える村人は信仰心が強い』
・『来年も運動会を開催するべきか委員会と考える』
「検討する」の例文
・『理論をみなで検討するために集まってもらった』
・『委員会を立ち上げて、じっくり時間をかけて検討する』
まとめ
とても似た意味がある行為を指しますが、どちらも頭の中で問題を定義するといった意味で使います。
ただ、何をどのようにするため「考える」か、「検討する」かを比較してから使い分けてみるといいでしょう。