「自尊心」と「自己肯定感」は似たような意味を連想させる混同しやすい言葉ですが、「自尊心」と「自己肯定感」の意味・使い方の違いを正しく理解できているでしょうか?
この記事では、「自尊心」と「自己肯定感」の意味の違いを詳しく説明していきます。
「自尊心」とは?
「自尊心(じそんしん)」という表現は、「自分で自分の人格(存在)を大切にする心」や「他者からの干渉(攻撃)を排除する独立心に根ざしたプライド・自信」を意味しています。
「自尊心」の使い方は「自尊心が高すぎると人間関係がうまくいきません」のように、「他からの影響を排除しようとする独立心・プライド」を指して使うことができます。
「自尊心によって苦難を乗り越えました」のように、ポジティブな「自分で自分を大事にする」の意味合いでも使えます。
「自己肯定感」とは?
「自己肯定感(じここうていかん)」という表現は、「自分で自分の存在や言動を肯定したり許したりする感覚」や「このままで良いという自分で自分を肯定する感じ」を意味しています。
「自己肯定感」の使い方は「幼少期に虐待を受けると自己肯定感が傷つけられるのです」のように、「自分で自分の存在を認めたり許したりする感覚・感情」を意味して使うことができます。
「自尊心」と「自己肯定感」の違い!
「自尊心」と「自己肯定感」の違いを、分かりやすく解説します。
「自尊心」という言葉は、「自分で自分の人格を尊重する心」や「自分に自信を持って他からの干渉を排除する独立的な心理状態・態度」を意味しています。
それに対して、「自己肯定感」というのは「このままの自分でも良いというように、自分で自分の存在や言動を肯定(認可)する感覚」を意味しているという違いがあります。
「自尊心」は「他に影響されないプライドの高さ(自己尊重)・独立心」に意味の重点がありますが、「自己肯定感」はプライドや独立よりも「自分で自分のことを肯定して自信を持つこと」に意味の重点がある違いを指摘できるのです。
まとめ
「自尊心」と「自己肯定感」の意味の違いを詳しく解説しましたが、いかがだったでしょうか?
「自尊心」というのは、「自分で自分を尊重する心・他からの干渉を排除するプライド」を意味しています。
それに対して、「自己肯定感」という言葉は「自分で自分の存在や言動を肯定したり許したりする感覚」の意味合いを持っています。
「自尊心」と「自己肯定感」の意味の違いを詳しく知りたい時には、この記事の解説を調べてみてください。