この記事では、「じゃあ」と「では」の違いを分かりやすく説明していきます。
「じゃあ」とは?
接続詞としては、前の文と後の文の関係を示す際に使用し、比較的くだけた表現で、話し言葉や親しい人との会話に向いた言葉です。
また、助動詞としては、断定の意味を表す際に使用しますが、「である」の音変化形で、文末に来ることが多く、方言や古風な口調にも使用されます。
「では」とは?
接続詞としては、前の文と後の文の関係を示す際に使用し、比較的硬い表現で、正式な場面や文章に向いた言葉です。
また、助動詞としては、断定の意味を表現する際に使用しますが、「である」の変化形で、文末に来ることは少なく、主に「ではない」「ではなかった」などのような否定形で使用されることがあります。
「じゃあ」と「では」の違い
「じゃあ」と「では」の違いを、分かりやすく解説します。
「じゃあ」と「では」の違いは、主に話し言葉の場面や相手との関係によって使い分けられると考えられます。
一般的には、「では」は「じゃあ」よりも丁寧で、敬語やビジネスなどの公式な場で使用することが可能です。
その一方で、「じゃあ」は、くだけた表現で、友人や家族などの親しい相手と話すときに使用されるという点で違いがあります。
「じゃあ」の例文
・『じゃあ、そろそろ行こうか』
・『もう時間も遅いね。じゃあ、今日はこれくらいで終わりにしようか』
「では」の例文
・『では、予定があるので、お先に失礼します』
・『では、次の質問に移りたいと思います』
まとめ
「じゃあ」と「では」は、どちらも「である」が変化した言葉ですが、使い方やニュアンスが異なります。
一般的に、「では」は、「じゃあ」よりも丁寧で、かたい表現だと考えられます。
また、「では」は「で」に、係助詞「は」が付いたものであり、対比や限定の意味をもちますが、「じゃあ」は、「であ」が縮約したもので、そのような意味はもっていないことが特徴的です。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。