この記事では、「その後」と「そのあと」の違いを分かりやすく説明していきます。
「その後」とは?
ある事が起きたあとで、発生することや状態を意味する言葉です。
漢字で書くときは「其の後」とも書きますが、現代ではほとんど見かけない書き方だと言えるでしょう。
「そのあと」とは?
これから後という意味をもつ言葉です。
「その」は、今話に出ている事柄や話に出たばかりの事柄を指します。
「あと」は、時間的にうしろや以後という意味があります。
漢字で書くときは「其の後」とも書きますが、現代ではほとんど見かけないと考えられます。
「その後」と「そのあと」の違い
「その後」と「そのあと」の違いを、分かりやすく解説します。
「その後」と「そのあと」は、どちらも前に述べた事柄に続く事柄を意味する言葉ですが、使い方やニュアンスが異なります。
「その後」は、漢語が続くときや、過去の具体的な事実を指すときに使用される言葉です。
その一方で、「そのあと」は、和語が続くときや、未来や抽象的な概念を指すときに使用される言葉です。
しかし、これらの意味の違いはあくまで目安であり、必ずしも厳密に守られるわけではありません。
文脈やニュアンスによって、どちらでも使える場合もあると考えられます。
「その後」の例文
・『彼のその後を知る者は誰もいない』
・『彼らは映画を観た。その後はレストランに向かうらしい』
「そのあと」の例文
・『彼はアメリカに3ヶ月間のインターンに行き、そのあと日本に帰国した』
・『彼女の家に寄り、そのあとに友人の家に荷物を取りに向かう』
まとめ
「その後」と「そのあと」は、基本的に同じ意味で使用されることが多いですが、ニュアンスや使い方に違いがあります。
「その後」は、前に述べた事柄に続いて、後の事柄が起こることを意味する言葉です。
その一方で、「そのあと」は、これから後という意味をもつ言葉です。
「その」は、今話に出ている事柄、話に出たばかりの事柄を指します。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。