この記事では、「だって」と「でも」の違いを分かりやすく説明していきます。
「だって」とは?
相手の言葉や態度に対して反論したり、自分の言い分や理由を強調したりする際に使用する言葉です。
「だって」という言葉は、話し言葉や口語的な表現で、文末にも使用されます。
「でも」とは?
前の文と対照的な内容や、条件を表す際に使用する言葉です。
「でも」という言葉は、書き言葉や敬語などにも使える正式な表現で、文末には使用できないと考えられます。
また、「でも」は、客観的な事実や仮定を表すことが多いと考えられます。
「だって」と「でも」の違い
「だって」と「でも」の違いを、分かりやすく解説します。
「だって」と「でも」は、似たような意味をもつ接続詞や助詞ですが、使い方によってニュアンスが異なります接続詞としては、相手の言葉に反論したり、理由や言い訳を述べたりする際に使用します。
一般的には、「だって」のほうが感情的で強い調子で、「でも」のほうが落ち着いていると言えます。
また、助詞としては、ある事柄を例示したり、すべてを包括したり、強調したりする際に使用する言葉です。
「だって」のほうが「でも」よりも強い印象を与えます。
「だって」の例文
・『俺だって、彼女のことが好きなんだ』
・『だって、難しいから理解できないよ』
「でも」の例文
・『誰でも、彼女と話すと好きになってしまう』
・『でも、この問題は、私にとっては難しい』
まとめ
「だって」と「でも」は、どちらも接続詞や助詞として使用される言葉ですが、ニュアンスや使い方が異なります。
「だって」は、相手の言葉や態度に対して、反論や反発を表現する言葉です。
理由や言い訳を述べる際にも使用されます。
その一方で、「でも」は、前の文と対立する内容を続ける際に使用する言葉です。
逆説や譲歩を表現します。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。