この記事では、「ますます」と「だんだん」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ますます」とは?
もともとある程度が高いものが、さらにその程度を増すさまを意味する言葉です。
「ますます」という言葉は、良い方向にも悪い方向にも使用されます。
漢字で書くと「益々」となりますが、ひらがなで書くことが多いと言えるでしょう。
「だんだん」とは?
ゆっくりとしたペースで、物事が変化するさまを意味する言葉です。
「だんだん」という言葉は、変化の方向に関係なく使用されます。
漢字で書くと「段々」となりますが、ひらがなで書くことが多いと言えるでしょう。
「ますます」と「だんだん」の違い
「ますます」と「だんだん」の違いを、分かりやすく解説します。
「ますます」と「だんだん」の違いとしては、変化の程度や速度にあると言えます。
「ますます」は、もともと高い程度がさらに高くなることを表現する際に使用する言葉です。
その一方で、「だんだん」は、低い程度から高くなることや、高い程度から低くなることを表現する際に使用する言葉です。
また、「ますます」は、変化が急激であることを表し、「だんだん」は、変化が緩やかであることを表すことが可能だと考えられます。
「ますます」の例文
・『彼女は彼のことがますます好きになった』
・『彼はモチベーションが高いので、ますます勉学に勤しむようになった』
「だんだん」の例文
・『だんだん肌寒い季節になってきた』
・『彼は日本に来て2年になり、だんだん日本語が上達してきた』
まとめ
「ますます」と「だんだん」は、物事が変化するさまを意味する言葉ですが、ニュアンスや使い方に違いがあります。
「ますます」は、元からある状態がより一層強くなることを表現する言葉です。
その一方で、「だんだん」は、ゆっくりと変化していくことを表現する言葉です。
このように、「ますます」と「だんだん」は、変化の程度や速度によって使い分ける言葉だと考えられます。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。