この記事では、「苦労」と「苦悩」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「苦労」とは?
酷く労力を使うため苦痛に感じることを「苦労」【くろう】といいます。
例えば、人より何時間も仕事したとして報われない状態を指し、つらくて逃げ出したくなる状態に追い込まれる人の行動を指すのです。
使い方としては、「苦労して社長になった」といえば、何度も困難を乗り越えて人の上に立ったと伝えられます。
それほど大変な苦労して築き上げた地位を掴んだ、仕事で褒められたといった状況を指すのです。
「苦悩」とは?
あれをしたほうがいいか、こうした方がよいか悩んで苦痛に感じることを「苦悩」【くのう】といいます。
例えば、問題が起きたとき、自分は何をすれば役に立つかを考え過ぎては頭を抱えてしまうのです。
使い方としては、「人間関係に苦悩する」といかに自分が悩み、苦しむか伝えられます。
このように、問題が起きて苦痛に感じる場面で使うのです。
「苦労」と「苦悩」の違い
ここでは「苦労」と「苦悩」の違いを、分かりやすく解説します。
凄い労力を使っては権利を掴んだり、人から認められる行為したと伝えられるのが「苦労」です。
自らが行動したからこそ素晴らしい研究結果をもたらしたり、人の上に立つ立派な者になれたと伝えられます。
もう一方の「苦悩」は頭を抱えて苦しむほど悩む状態を指すのです。
「降りかかる問題に苦悩する」といかに色々な困難に悩む状態であるか伝えられます。
「苦労」の例文
・『車が無い時代、作業員は石の搬送に苦労した』
・『人の上に立つには、周りよりも苦労する必要がある』
「苦悩」の例文
・『自分が人の足を引っ張る愚かな人間であることに苦悩する』
・『精神的に苦悩することばかり起きる人生が苦痛に感じる』
まとめ
「苦」を使っていますが、「労」と「悩」に違いが見られます。
どのような状態のときであれば意味を上手に使えるかを学び、使い込んでみるといいでしょう。