この記事では、「間に合う」と「間に合わせる」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「間に合う」とは?
依頼された作業を期日までに完成させることを「間に合う」【まにあう】といいます。
例えば、「期限内には間に合う」と相手からいつまでに出して欲しいとの要望をかなえたことになるのです。
また、「提出時間までには間に合うようにする」と約束します。
他にも「窓口が閉まる時間までには間に合った」と、何をどのようにできたか具体的に伝える際にも使われている言葉です。
「間に合わせる」とは?
相手から伝えられた時間や期日までに仕事を終わらせて、書類を提出する行為を「間に合わせる」【まにあわせる】といいます。
いつ、何時までに申請書を提出して欲しいと言われたら、絶対にその時刻までに完成させて出すのです。
このような意味から、目当ての料理を作るとき食材がない場合は違うもので「間に合わせる」といった使い方もできます。
「間に合う」と「間に合わせる」の違い
「間に合う」と「間に合わせる」の違いを、分かりやすく解説します。
提出期日までにすべて終わったと伝えられるのが「間に合う」です。
急げば時間内に商品を届けられたと伝えたり、客からの注文を熱いうちに宅配できたと伝えられます。
また、客から預かった服を洗濯し、アイロンをかけて手渡す時間までに作業がすべて完了するのです。
もう一方の「間に合わせる」は締め切り日に何があろうと絶対に完成させると伝えます。
「間に合う」よりも自分の方から相手の都合に合わせるという気持ちが強く出ている言葉です。
「間に合う」の例文
・『新幹線に乗り換えたので、飛行機の到着に間に合う』
・『注文に間に合うよう睡眠時間を短くして作業に取り掛かった』
「間に合わせる」の例文
・『特別注文が入り、商品を今日中に間に合わせる』
・『何度も購入してくれる客の都合がいい日に間に合わせる』
まとめ
時間、期日内に行動するか、相手のために完成させられるかに違いがあります。
状況によりどちらを使えばいいかに目を向けて使ってみるといいでしょう。