この記事では、「緩い」と「弛い」の違いを分かりやすく説明していきます。
「緩い」とは?
張り詰めているものがたゆむという意味をもつ言葉です。
とあるものの締め具合が、非常に弱まるさまを表現することがあります。
また、「緩い」という言葉には、気持ちがほぐれており、緊張感に足りないというニュアンスもあります。
「弛い」とは?
「緩い」と同様に、張り詰めているものがたゆむという意味をもつ言葉です。
使い方にも基本的に違いがないと言えるでしょう。
「緩い」と「弛い」の違い
「緩い」と「弛い」の違いを、分かりやすく解説します。
「緩い」と「弛い」は、ともに「ゆるい」と読む言葉ですが、漢字の使用方法には違いがあると考えられます。
一般的には、「緩い」の方が使用頻度の高い感じだと考えられます。
その一方で、「弛い」は、いわゆる常用漢字の類ではなく、公的な文章のみならず、カジュアルな場面でも使用される機会は少ないと言えます。
このように、「緩い」と「弛い」は、ともに同様の意味で、きつく締まっていたものがゆるくなるということを表現する際に使用する言葉であるものの、使用頻度に差がある言葉だと言えるでしょう。
「緩い」の例文
・『彼女は緩い人間なので、基本的にオープンな恋愛関係を好んでいる』
・『このドアのネジが緩いので、急遽ボルトで締めることにした』
「弛い」の例文
・『彼は意識が緩いので、仕事に対する取り組みが甘いように思う』
・『この服は少し緩いので、もう少し大きなサイズを購入すればよかった』
まとめ
「緩い」と「弛い」は、基本的に同様の意味をもつ言葉で、特に違いはないと考えられます。
使い分けのポイントもそれほど注意するポイントはありませんが、「弛」は常用漢字ではないので、基本的には、「緩い」を使用すると良いでしょう。
しかし、あくまで個々人の自由なので、使用しやすい方を利用すれば良いと考えられます。