この記事では、「お盆」と「御膳」の違いを分かりやすく説明していきます。
「お盆」とは?
トレーのことを意味する言葉です。
和食で用いる道具であり、コーヒーカップやお茶碗を運ぶためのものを指します。
形状は、柔らかみのある丸い形やごつごつとした四角い形など、さまざまなデザインがあります。
アツアツの料理を食卓まで運ぶことに使用し、キッチンで料理したおかずをテーブルに運ぶ際に活躍します。
また、「お盆」は、素材は木製、黒塗り、軽量のプラスチック製などがあると考えられます。
「御膳」とは?
1人前の食事をのせる、高さのある台のことを意味する言葉です。
古くから日本に伝わる、古式ゆかしき食事用の道具を指します。
旅館などで夕食の宴でよく見かけます。
脚が付いているため、お茶碗やお吸い物に手を伸ばしやすいようになっています。
畳に直接料理や器を置かなくてもいいので、衛生面でも安心です。
「御膳」は、特別な席でのみ用いられ、お正月やお食い初めなどのイベント時に漆塗りのお膳を出して、家族そろって豪華なお膳を楽しむこともあります。
「お盆」と「御膳」の違い
「お盆」と「御膳」の違いを、分かりやすく解説します。
「お盆」と「御膳」は、共に和食で用いる道具ですが、それぞれ異なる役割を果たします。
「お盆」は、トレーのことで、料理を運ぶために使用するものです。
柔らかみのある丸い形やごつごつとした四角い形など、さまざまなデザインがあります。
キッチンで料理したおかずを食卓まで運ぶ際に用います。
その一方で、「御膳」は、1人前の食事をのせる台のことで、古式ゆかしき食事用の道具のことです。
旅館の宴でよく見かけます。
脚が付いているため、高さがあり、お茶碗やお吸い物に手を伸ばしやすくなっています。
畳に直接料理や器を置かなくてもいいので、衛生面でも安心できます。
このように、「お盆」と「御膳」は、どちらも日本の伝統を感じさせる和道具です。
まとめ
「お盆」は、脚が付いていなくて平らなもので、立体感がありません。
日常的によく使われます。
対して、「御膳」は、両端に支えとなる脚が付いており、立体的ではっきりとした高さがあります。
それぞれ、異なる特徴をもつものだと言えるでしょう。