この記事では、「また」と「さらに」の違いを分かりやすく説明していきます。
「また」とは?
またとは「もう一度」という言いがあります。
以前のことが、もう一度反復された時に使われています。
「今日もまた、カレー。
昨日もカレーだったのに」がその例です。
ただ「また」は、今日ではない別の日という意味もあります。
社交辞令として使われる表現で「今日はこの後仕事があるので、また別の日に飲みに行きましょう」と使います。
「繰り返し」や「違う時に」、このような意味があるのが「また」といえるでしょう。
「さらに」とは?
さらにとは「もっと」という意味があります。
以前と比べて度合いが、強くなることをいいます。
「ダイエットに成功して、さらにスリムな体型になった」がその例です。
また「重ねる」という意味があり、ひとつの事柄が起きて、さらに別の事柄が起きる時に使われています。
「雨が降った。
さらに雪も混じってきた」のように使われています。
「もっと」、「加えて」の意味があるのが「さらに」といえるでしょう。
「また」と「さらに」の違い
「また」と「さらに」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも副詞としての役割がある表現です。
「また」は繰り返し、もう一度をあらわします。
以前にそうなったことを、もう一度体験した時に使われています。
そして「別の機会に」という意味もあるので、お誘いをかわしたい時に取り入れられています。
一方で「さらに」は「もっと」という意味がある、強調の表現です。
重ねて何かが起きる際に使われていますが、以前に経験したことではない、別の事柄を出す時に用いられています。
「また」の例文
・『福引を引いたら、またハズレが出ました』
・『時間がある時に、またゴルフに行きましょう』
「さらに」の例文
・『お店のから揚げがさらに美味しく、進化しました』
・『風邪のせいで、頭がいたい。さらに熱も出てきました』
まとめ
「また」と「さらに」について解説しました。
表現の差を学んで、正しい使い方を心がけていきましょう。