この記事では、「決める」と「定める」の違いを分かりやすく説明していきます。
「決める」とは?
「決める」は「きめる」と読みます。
「決める」は、「不確実なこと、未定な物事をはっきりさせる」という意味があります。
例えば、未定だった日時をはっきりとさせるとき、「日時を決める」という表現ができます。
また、不確実だった心をはっきりさせる時に、「心を決める」などという文章にできます。
さらに「決める」には「約束する」という意味があります。
約束したことを守る時、「決めたことを守る」などと表現することができます。
「定める」とは?
「定める」は「さだめる」と読みます。
「定める」は、「決定する」という意味があります。
何かを決めるとき、「定める」という言葉を使います。
例えば、会社の祝日を決定する時、「祝日を定める」と表現できます。
また「定める」には、「はっきりさせる」という意味があります。
例えば、ある事件に対する態度をはっきりさせるとき、「事件に対する態度を定める」など言う文章にできます。
「決める」と「定める」の違い
「決める」と「定める」の違いを、分かりやすく解説します。
「決める」は、「不確実なこと、未定な物事をはっきりさせる」という意味があります。
一方で「定める」は、「決定する」という意味があります。
このように2つの言葉はほとんど同じ意味があります。
ただし、「決める」という言葉には「一時的に、はっきりさせる」ニュアンスがあるのに対して、「定める」には「永続的に、はっきりさせる」ニュアンスがあるという違いがあります。
「決める」よりも「定める」のほうが、重さを含む言葉だと考えることができます。
「決める」の例文
・『会議の前に、方針を決める』
・『腹を決めて、仕事に全力を注ぐ』
「定める」の例文
・『リーグの規約を定める』
・『夫婦内のルールを定める』
まとめ
「決める」と「定める」という2つの言葉の違いについてみてきました。
2つの言葉には、ほとんど同じ意味がありますが、ニュアンスに大きな違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、場面に応じて使い分けることができそうです。