この記事では、「繋げる」と「繋げる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「繋げる」とは?
「繋げる」は「つなげる」と読みます。
もともと「繋」という漢字には、バラバラになっている物を結んで、ひとつの糸にするという意味があります。
そのため離れている物を結んであげること、絶えないようにすることを「繋げる」と呼んでいます。
明るい作用に用いることが多く、いい影響を与えることをいいます。
「継なげる」とは?
「継なげる」も「つなげる」と読みます。
「継承」などの熟語に用いられる「継」には、バトンをつなぐ、役割を受けつぐという意味があります。
こちらも糸という漢字が含まれているように、ぷつんと切れてしまった糸をよいで、ひとつのロープにするという解釈があります。
ただ「継」には親子や夫婦のつながりという意味もあるので、昔から続いている伝統を次の世代につなげる時にも使われています。
「繋げる」と「継なげる」の違い
「繋げる」と「継なげる」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも「つなげる」と読みます。
ただ「繋げる」は切れているものを再復活させる、ひとつにするというニュアンスがあります。
もともとバラバラだった物を、マッチングさせる時に使うのが「繋げる」です。
一方で「継なげる」はその家に代々伝わるもの、そのエリアに昔からある文化を後世に残していくという意味があります。
また日常生活でよく用いられるのは「繋げる」。
「継なげる」は使用頻度の少ない言葉なので、覚えておきましょう。
「繋げる」の例文
・『漁船のロープが切れていたが、何とか繋げることに成功した』
・『欲しい人と譲りたい人を繋げる、マッチングサービスを開発した』
「継なげる」の例文
・『この春から、次の時代に継なげる取り組みをスタートします』
・『曾祖父の代から継ないできた、我が家の家宝です』
まとめ
「繋げる」と「継なげる」の違いを解説しました。
言葉の正しい意味を知って、日常生活に役立てていきましょう。