この記事では、「出くわす」と「巡り合う」の違いを分かりやすく説明していきます。
「出くわす」とは?
「出くわす」は、ばったり偶然出会うこと、たまたま出会うことです。
人だけでなく出来事にも使われます。
思いがけないことが起こることです。
悪い意味でも良い意味でも使われている言葉です。
突然や偶然というのが「出くわす」ですが、ビジネスシーンで使われる場合は、「遭遇する」や「お目にかかる」などに言い換えします。
「巡り合う」とは?
「巡り合う」は、思いがけず出会うこと、めぐり巡りやっと出会うこと、奇跡的に出会えたことなどを意味します。
会いたいと思っていた人にやっと出会えた、追い求めた人に出会えたというような感動的な意味の出会いで使われることが多く、「巡る」には、あちらこちらまわってという意味があるので、出会うまでに時間がかかっていることが分かります。
そのため待ちわびていたような出会いに対して「巡り合う」が使われます。
「出くわす」と「巡り合う」の違い
「出くわす」と「巡り合う」の違いを、分かりやすく解説します。
「出くわす」と「巡り合う」は、共通して「出会う」という意味がありますが、どのような出会いなのかが異なっています。
また、「出くわす」は、人と人との出会いだけでなく出来事に対しても使われるという点が「巡り合う」との違いです。
「出くわす」の例文
・『カフェで有名人に出くわす』
・『この地域ではアジア圏の観光客に出くわすことがとても多い』
「巡り合う」の例文
・『長年探していた運命の人に巡り合うことができた』
・『巡り合った2人は最初から意気投合し、昔からの親友のようだった』
まとめ
「出くわす」と「巡り合う」の違いをお伝えしました。
「出くわす」は、偶然出会うことや、思いがけず出会うことなどを意味しています。
「巡り合う」は、出会うまでに時間がかかってしまった、やっと出会えたというような意味のため、違いを理解して使い分けしてください。